浅田次郎著「日輪の遺産」(2006年講談社)
随分前に読みました。
持ち運びがいいので、文庫本で読みました。
終戦直前に隠したという時価2百兆円の財宝。
帝国陸軍がマッカーサから奪い盗り、隠したもの。
その財宝にかかわり、繰り広げられる人々の生き死に…
戦中・戦後の時代を駆け巡る壮大なロマンなのです。
単なる冒険物語ではなく、幻の近代史ミステリー。
そしてまた、「国生みの神話」なのです。
「戦争という魔物」によって…
犠牲になったピュアな魂の叫びが聞こえるようです。
軍隊が降参しても…
ただ自国の再起を願い
命をかけて財宝を守った少女たち。
いたいけない彼女たちの国を思う心…
私は涙が止まりませんでした。
今の世の中、戦争を知る人がほんとうに少なくなりました。
戦争の悲惨さをもっともっと語ってほしいと願います。
身を切られるような辛い話を伝える勇気に…
愛する人を戦争で奪われた人たちの無念さを思うと心が痛みます。
私は戦争を知りませんが、機会があれば真摯な気持ちで耳を傾けたい。
そして、語り継いでいかなければいけない…そう思っています。
自分が知る限りのことを、折をみて娘たちに話すようにしています。
身近なところから伝えていくことならできると思うからです。
娘が友達や知り合いと戦争について話すことになればいいかなと。
浅田次郎著「日輪の遺産」から、いろいろ考えさせられました。
今、私たちはゴミ問題、温暖化問題など多くの課題を抱えています。
今のままですと未来はないかも知れません…。
100年後、孫たちの時代に地球はどうなっているでしょうか?
結婚前に、仕事仲間と話したことを思い出しました。
「未来に希望がみえないから、子供はつくりたくない」
という議論(というほどのものではないですが)をしたことを。
そう断言した彼女は仲間のうちで一番先に出産したのですが…。
その時、彼女はすでに結婚していたのです。
キャリアウーマンで、バリバリ仕事をこなしていたのです。
出産後、保育園に子どもを預けて働いていたのです。
「母乳を冷凍」して持たせていたようでした。
なにはともあれ、
次世代に伝えていく必要性を痛感させられる小説でした。
随分前に読みました。
持ち運びがいいので、文庫本で読みました。
終戦直前に隠したという時価2百兆円の財宝。
帝国陸軍がマッカーサから奪い盗り、隠したもの。
その財宝にかかわり、繰り広げられる人々の生き死に…
戦中・戦後の時代を駆け巡る壮大なロマンなのです。
単なる冒険物語ではなく、幻の近代史ミステリー。
そしてまた、「国生みの神話」なのです。
「戦争という魔物」によって…
犠牲になったピュアな魂の叫びが聞こえるようです。
軍隊が降参しても…
ただ自国の再起を願い
命をかけて財宝を守った少女たち。
いたいけない彼女たちの国を思う心…
私は涙が止まりませんでした。
今の世の中、戦争を知る人がほんとうに少なくなりました。
戦争の悲惨さをもっともっと語ってほしいと願います。
身を切られるような辛い話を伝える勇気に…
愛する人を戦争で奪われた人たちの無念さを思うと心が痛みます。
私は戦争を知りませんが、機会があれば真摯な気持ちで耳を傾けたい。
そして、語り継いでいかなければいけない…そう思っています。
自分が知る限りのことを、折をみて娘たちに話すようにしています。
身近なところから伝えていくことならできると思うからです。
娘が友達や知り合いと戦争について話すことになればいいかなと。
浅田次郎著「日輪の遺産」から、いろいろ考えさせられました。
今、私たちはゴミ問題、温暖化問題など多くの課題を抱えています。
今のままですと未来はないかも知れません…。
100年後、孫たちの時代に地球はどうなっているでしょうか?
結婚前に、仕事仲間と話したことを思い出しました。
「未来に希望がみえないから、子供はつくりたくない」
という議論(というほどのものではないですが)をしたことを。
そう断言した彼女は仲間のうちで一番先に出産したのですが…。
その時、彼女はすでに結婚していたのです。
キャリアウーマンで、バリバリ仕事をこなしていたのです。
出産後、保育園に子どもを預けて働いていたのです。
「母乳を冷凍」して持たせていたようでした。
なにはともあれ、
次世代に伝えていく必要性を痛感させられる小説でした。