風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

温泉日帰り旅

2006年10月30日 | 暮らし
温泉に行ってきました。
千葉県・犬吠崎まで足を延ばして、日帰り旅。
「個室磯会席昼食コース」にしました。
時間は、午前11時から午後3時まで。
食事をして温泉に入り、部屋でゆっくり過ごすというものです。

娘の運転で11時半ごろにホテルに到着。
案内された部屋は広く、雄大な太平洋が目の前という素晴らしい眺望…。
空腹だったこともあり、食事を先にしてもらいました。

今日(29日)は、あいにくの曇天です。
窓を開けると、湿り気を帯びた潮風が流れ込み…。
はるか遠くに浮かぶ船が、のどかさを演出してくれているよう…。
潮騒のBGMが、耳に心地よく響きます。

食事はボリューム満点…食べきれないほどでした。
カキ鍋、カニ、刺し身(ハマチ、コイなど)、揚物(エビ、アナゴ、野菜数種の天麩羅)、
煮物(キンメダイ、サトイモなど)、海草、ゴマだれうどん、味噌汁(イワシのつみれ)、漬物、ごはんなど。

食後三十分ほどしてから、天然露天風呂へ。
太平洋を眺めて、ゆ~ったり湯船に…。
犬吠崎灯台も遠くに見えます。

曇り空を眺めていると、
どんよりとした雲が少しずつ、動き出したのです。
ゆっくりと、本当にゆっくりと…
南の空が明るくなったのです。
するとどうでしょう!
少し、青空が顔を出したのです。
なんだかうれしくなりました。
すっかり、身も心も癒されました。

明日からまた、頑張れそうです…。


※今回の、個室磯会席昼食コースは
 大人1人が5250円(平日は4200円/サ・税込)。
 2人で計10500円。ドリンクも注文したのでプラスαでした。

※温泉と選べる定食セット(海の見えるテラスで)というのもあり、好評だとか。
 これは、1人2500円(サ・税込)。安いですよね。
 新鮮魚介の刺身定食・海鮮ちらし定食・にぎり寿司定食・冷しうどんセット・煮魚定食・天丼セット。

※また、煮魚きらきら御膳は、1人3200円(サ・税込)。
 刺しみ・焼物・揚物+前菜3点+ミニ海鮮サラダ+茶碗蒸し+御飯+伊勢海老味 噌汁+お新香。
 

切花で楽しむ

2006年10月27日 | 自然(花 虫 樹etc)

 

ブルー味をほのかに思わせ

どちらかというと紫色の

青いバラ ブルー・ローズ

切花で楽しむことにしました

短い花のいのちを少しでもながく

こころにとどめておきたい

そんなきもちがわいてきて

ダイニングが少し華やかに…

 

※白熱灯の下で写したので、ピンクが強いようです。

 本当の花色は少しグレー味を帯びたパープル。


ヘクソカズラ

2006年10月26日 | 自然(花 虫 樹etc)
 
ヘクソカズラ。
虫などの外敵から組織を傷つけられると放つ悪臭。
食害から身を守って、生き抜くための防衛手段だそうです。
それゆえに、付けられた花にしては珍しく、鼻をつまみたくなるような名前です。
五裂の白い花冠に、小さな筒型の内側が赤紫色の愛らしい花なのに…。
 
 
学校や社会でいじめ問題が深刻化しています。
ほとんど毎日のように悲しいニュースが新聞やテレビなどで報道されます。
どこかの学校で、子どもが子どもを、教諭が子どもを、そしてその逆のいじめが繰り返されているのでしょうか?
子どもは無邪気でかわいい反面、残酷な面も持ち合わせているのでしょう。
正直なだけに、気付かず言葉で傷つけてしまうことが多いのかもしれません。
 
ある小学生が自分の心やプライドを気付けけられると、汚い言葉でやり返したそうです。
悲しいことに、目には目をなのでしょうか?
その子にとってはそうだったようです。
なかには、良し悪しは別にしてじっと我慢してしまう子もいるのでしょうか。
かわいいはずの子どもが、外敵から身を守る時のヘクソカズラのように…。
その悪循環が繰り返されるのでしょうか。
 
大人の社会でも、言葉の暴力が猛威を振るっているようです。
思いやりのカケラもない言葉は、悪意さえ感じられることがあります。
やわらかいこころをグサリと刺す刃物にさえなるのです。
どんなにほかの面でベストを尽くしたとしても、暴言を吐いた人の全ての善意が消えてしまうことがあるものです。
撒き散らした汚物のような言葉は、元にはもどらないのでしょうね。
でも、少なくとも大人は自分の中で処理する方法を社会の中で学んでいます。
馬耳東風の考え方もひとつ。ぐっと耐えて、そのストレスを何かで発散する方法もひとつ。誰か親しい人にぶちまけるのもひとつ。人それぞれ違いはあるもののさまざまな解決法を知っています。
 
自信やプライドをしっかり持っていれば、いじめにあっても大丈夫なのでしょうか?
たったひとつでも、強い愛があれば…愛された経験があれば…人は強く生きられるのかもしれない。
 
 
非劇をなくすには、どうしたらいいのでしょうか?
 
 
 
 
 

                    アザミの花

2006年10月25日 | 自然(花 虫 樹etc)

                          この間、公園を散策した時見つけました
                          少し紫味を帯びた、ピンクのアザミの花
                          このピンク色をみるとなぜだか懐かしく
                          わたしの心が、すこ~し波立つのでした

              
               

                             


                    つゆ草

2006年10月24日 | 自然(花 虫 樹etc)

去年の夏に出合ったつゆ草です

早朝、家の近くを散歩したくなりました
人間がまだ活動していない早朝の時間帯
新聞配達のバイクの音が朝を運んできます
小鳥たちのさえずりも聞こえてきます
「えい、やっ!」
思い切って寝床から飛び出したのです
雨戸を開ける音が遠く響いてきました
娘たちはぐっすり、夢の中です
ドアを開けて、外へ
ひんやりとした空気…
夏の朝のさわやかな風が
ここちよく私の頬をなでていきます

早朝の空気は清浄でした
見慣れたはずの風景がなんだかとても新鮮です
「あ、カラスウリの白い花?」
「あの赤紫の房のような花は、葛?」

住宅地を抜けてどんどん歩いて行きました
娘から聞いていた細いわき道が見えてきました
「ああ、この道ね」
こんもりとした木のトンネルが続きます
しばらく行くと三叉路に
「よし、左に行ってみよう」
少し、行くと道が開けてきたのです
「うわ~、田んぼだ!」
なんだか、どこかで見たことのある風景です
「ああ、あの道につながってる?」
田んぼにはまだ刈り取り前の稲穂が風にゆれています
すでに稲刈りを終えた田んぼもありました

あぜ道に目をやると
きれいな淡いブルーが…
つゆ草でした


       


忘れられない光景

2006年10月23日 | 自然(花 虫 樹etc)
中学の夏休み、母の実家に1人で泊ったことがあった。
とはいっても、虫歯の治療が目的だったのだが。
本家に泊まり、私の面倒は高校生の従姉妹がみてくれた。
従姉妹は、登校日やどこかへ出かける時には、制服を着て行った。
夏服は白いピケの七分丈のセーラー服に、茶色のスカーフのようなリボンを結んでいた。
スカートはサージの濃紺のプリーツスカート。
制服姿が格好よく、あこがれた。
なんだか妙に大人に見えたものだ。

歯科医院には、従姉妹が連れて行ってくれた。
歩いて行ける場所にあり、従姉妹の同級生の父親が開業していた。
私が治療を受けている間、従姉妹は友達の部屋で待っていてくれたのだ。
その医院の庭には、葡萄棚があった。
みごとな房をつけていたのが、強烈に頭に焼き付いている。
治療が終わると、従姉妹と友達の部屋でしばらく過ごしてから本家に戻った。

本家には、屋敷の前庭に小さな畑があり、ナスやトマトがたくさん実をつけていた。
夕餉時が近づくと、叔母がナスをたくさん採ってきては、つるべで汲んだ水で洗ってから、
大きな鉄鍋で茄子のシギ焼き(そう言っていたが。鍋シギ?)を作ってくれた。
菜種油で炒めてから、醤油と味噌の味つけのようだった。
唐辛子を入れて辛さを出していたが、それが美味しかった。

夕餉は、囲炉裏を囲んでした。
祖父、祖母、叔母、従兄弟夫婦、従姉妹と大家族でにぎやかだった。
今は建て替えてしまい、囲炉裏も消えたが、
黒光りした大黒柱や廊下などが私にははっきりと見えるのだ。
そして、当時の年齢のままのみんなの笑顔とともに、
囲炉裏や古い書物の匂い、つるべなどが胸に懐かしく迫ってくる。

すでに、祖父母と従兄弟はこの世を去り、新しい家族構成になった。
でも私の心の中には、あの囲炉裏でシギ鍋を囲む光景がしっかりと息づいている。

秋いろの公園

2006年10月22日 | 自然(花 虫 樹etc)
ひさしぶりに 

ほんとうにひさしぶりに

こうえんを歩きました

林のなかを歩いていくと

さいしょに赤い小さな実が

目に飛び込んできました

「いらっしゃい!」

「こんにちは~」

緑の葉にひときわ映えて

真っ赤なちいさな実の

ひとつぶひとつぶが

光りをうけ輝いていました



韓国みやげ

2006年10月14日 | 暮らし
今週明け、長女が二度目の韓国旅行から戻ってきた。
ダンスの仲間とのグループ旅行。
仲間の中に韓国語が堪能な人が1人いたので言葉での苦労はなかったらしい。

「韓国の女性はきれいな人が多かった。色白で、さわやかで…」
「おしゃべりした?」
「身振り手振りでね。楽しかったよ」
「そう、良かったね。お年寄りの中には、いまだに日本をよく思わない人がいるみたいだよ」
「どうしてなんだろうね。若い人たちは、みんな感じよかったよ。メール交換するほどの友達はできなかったけど」

戦争の傷跡がいまだに消えないのだろう。
日本はひどいことをしてきたみたいだから。
戦争になると、「人が人でなくなり、野獣化」してしまう。
味わった辛苦は決して消えはしないだろうと思う。
日本がしてきたことを思えば…反日感情をいまだに持つ人がいても不思議はない。
政府間でも、問題になっていることなのだから…。
だからこそ、民間の国際交流が大事になるのだろう。
特別意識することなく自然にできたらいいね。
その点で考えると、韓流ブームが巻き起こす相乗効果は計り知れないものがある。

老若男女に人気なのが「チャングムの誓い」。
主人公のイ・ヨンエさんがいいし、脇を固めるベテラン俳優人がまた味のある人が多い。
今、テレビ放映されているので毎週土曜日が楽しみだ。

「冬のソナタ」が還流ブームを起こすきっかけになったのか。
ヨン様ブームの嵐…。ペ・ヨンジュンさんとチェ・ジウさんが人気を集めた。
冬ソナはテレビで一度だけ見たが、続かなかった。
私は「冬ソナ」より、「チャングムの誓い」の方が好き。
それから、イ・ビョンホさんには引かれるものがあるので、「甘い人生」をこれから見たいと思う。


話がだいぶ脱線してしまった。
お土産について書きたかったのに…。
そうそう、娘のお土産はコーン茶、韓国のり、シラスの塩辛、お菓子、ザクロやレモンのジャムなど。
韓国のりはパリパリして塩味がきいて、あとを引く美味しさ。
最近は、日本でも簡単に手に入いるけれど…やはり現地購入物がいい。
キムチも大好きだし、一度、韓国を旅したい。
なかでも気になるのは最南端の済州道…。

食や歴史に触れながら、のんびり歩きたい。