風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

どんど晴れ

2007年04月30日 | アート(本 美術 映画 音楽etc)
「どんど晴れ」岩手ロケにリュ・シウォンさんが登場!
連続テレビ小説「どんど晴れ」にゲスト出演するとのこと。
すでに収録が始まり、岩手県・盛岡市でロケが行われたようです。

たまたま今日テレビを見ていたら、「どんど晴れ」の紹介番組がありました。
リュ・シウォンさんが出ていたのですが、日本語が上手でした。
これから日本語での演技が楽しみですね。

リュ・シウォンさんは、韓国ドラマ「美しい日々」に出演していました。
イ・ビョンホンさんの弟役。
チェ・ジュウさんに恋してふられてしまう役でした。
私はDVDで見ましたが、笑顔の優しい俳優さんだなあ~と思いました。
イ・ビョンホンさんの演技も素晴らしかったのですが、リュ・シウォンさんのさわやかさが心に残りました。
環境に流されずに健気に生きる母親思いの心優しい青年を好演していました。
今回の役どころはどうなのでしょうか。
とても気になります。

「どんど晴れ」は、めでたしめでたしという意味。
岩手の民話の最後に必ずつくのだそうです。
主人公の夏美は、ドラマ初出演で初主役の比嘉愛未さん。
沖縄出身だそうです。舞台は、民話の故郷・岩手県。
遠野物語で有名なところですね。座敷わらしも出てきます。
座敷わらしが夏美と重なるところも意味ありげです。
座敷わらしがでる家は栄えると言われているからです。

主人公の夏美はケーキ屋の娘でパティシエの修業中でしたが、
岩手にある老舗旅館の息子とひょんなことで知り合い、恋してしまうのです。
彼と結婚するためには、おかみにならなければなりません。
家業のパティシエの修業を道半ばでやめて、彼と生きる道を選んだのです。
一人前のおかみになるまでの修業物語です。
1カ月ほどで、この辺までストーリーが進みました。
私は数回しか見ていませんが、面白そうです。
「もてなしの心」について考えさせられます。
元気に頑張る夏美の姿からパワーをたくさんもらえそうです。


※料理の写真は、草津温泉のペンションに泊まった時の夕食の膳です。

若葉のころ

2007年04月30日 | 自然(花 虫 樹etc)
桜の花散る河口の水辺に
うめつくされた薄桃色の花びら

ゆるやかな流れにのって
香りを残しつつ静かにたゆたう



桜の花を惜しむ間もなく葉桜となり
気づくと目にいたいほどの新緑の季節になっていました。
イチョウのかわいい新芽が顔を出していました。
モミジも負けじと 幼子の手のような初々しい葉をつけ始めていました。
昨日、用事があったので友人と二人で知り合いのお寺を訪ねたのです。
和尚さんには、お会いできませんでしたが、一応用事をすませることができました。

初めて訪れた友人のために、お寺の境内を案内することにしました。
新緑が美しい小道を歩きながらの森林浴…です。
本堂の裏をゆっくりのんびり散策しました。
モミジの愛らしい新芽が一斉に顔を覗かせていました。

先祖に思いを馳せながら、自然の中に身をゆだねるのも気持ちのよいものです。

ベルツ通りを歩く

2007年04月29日 | 温泉の旅
草津温泉を世界に広めたのはドイツの医師、エルヴィン・フォン・ベルツ博士です。
日本女性の荒井花子さんと結婚し、その後(明治11年頃)に草津温泉を訪れているのです。
泉質の分析から温泉の入り方の指導もしたようです。
おいしい空気と水がある草津は、高原の保養地として最適だと紹介。
自らも私費を投じてクアハウスを作るほどの入れ込みようでした。
ベルツ博士のおかげで、草津は世界的な名湯の地になったのです。

博士は、東大医学部の前進、東京医学校で長年にわたり指導しました。
帝国大医科大の名誉教授になり、明治天皇と皇太子の健康管理に務めたということです。
また、国民の健康衛生面で尽力したこともあり、勲一等瑞宝章・旭日大綬章を受章しています。

昭和初期に、花畑から少し行った西の河原に顕彰碑が建立されました。
博士が生まれたテイッヒハイム・ビッシンゲン市と草津市は姉妹提携を結んでいます。


博士にちなんだ名前の通りが「ベルツ通り」です。
この辺一帯は、静かな別荘地のようで、ペンションがたくさんあります。
その数の多さにちょっとびっくりしました。
それもそのはず、草津は、日本のペンション発祥の地だったのです。
草津に行き、初めて知りました。
草津温泉の花畑からは、少し離れていますが、アカマツや雑木の林の中にあるのです。
閑静なところですから、散歩には最適です。
ペンションに泊まった翌朝、散策していて見つけたのは…。
足に優しい「木の路」でした。
ベルツ通りから少し奥に入るとあちこちにありました。
なんだか懐かしさを覚えながら歩きました。

眼病しらず…草津温泉

2007年04月08日 | 温泉の旅
草津温泉(群馬県)へ行ってきました。
三泊四日の気ままなひとり旅です。
ホテル、ペンション、旅館に一泊ずつ泊まりました。
それぞれに特徴があり、違いがまた面白かったです。

一日目は、ホテルのコテージに泊りました。
ホテルに着いたのは午後八時頃。
チェックインのあと、コテージに案内されました。
夕飯は軽くすませてあるので、温泉に入ることに。
本館のお風呂に行くと、四、五十代の女性一人がいるだけでした。

「どちらからいらしたのですか?」
湯船につかっている女性に声を掛けました。
「近くです」と彼女。
「え?草津ですか?」
「ええ、今日はもらい湯です。ここは知り合いなので」
「そうなんですか。地元ですか。いいですね~。草津の温泉はしょっぱいですね」
「酸が強いからです。目にはいいんですよ。町には眼科がないです」
「え?一軒も?」
「ええ、一時間近く離れたところにはありますが…。そのかわりといっては変ですが、歯医者は三軒ぐらいあるんですよ」
「そうなんですか」
「湯畑あたりは、空気に酸が含まれているんです。草津温泉は殺菌作用が強いんですよ」

草津温泉の泉質は強酸性なので殺菌力が強く、眼病に効くらしいのです。
私は、mokaさんやkururinさんたちのことを思い出しました。
(もうご存知かも知れませんが…)

ですから、温泉は飲めません。
温泉に目をつけると、ちょっと痛いけれど、効くそうです。
強酸性なので、アトピーの人は要注意です。
娘はこの冬、草津温泉にスキーに行った時、肌が弱いほうなので赤くなったと言います。
スキー焼けもあるかも知れませんが…。

草津温泉は、湧出量が日本一だそうです。
「草津よいとこ 一度はお出で~」の歌で有名な草津。
ペンション発祥の地でもあり、その数百以上もあるというのです。
ドイツ人医師ベルツ博士が、草津温泉を世界に紹介したということでした。
草津にはベルツ通りがありました。西の川原には博士の胸像も建っていました。

私はそんな草津がすっかり気に入りました。
一度と言わず、何度でも行きたくなりました。