スタントンのバーで昼食をとることしした。さきほどフットパスで二度ほどあいさつした年配のカップルの姿もあった。店内は、犬を連れた若い男性や初老のカップル、お年寄りのグループなどで賑わっていた。暖炉の近くの席に着いた。
そのあと、バーを出て村を散策することにした。乗馬クラブがあるらしく、乗馬を楽しむ人たちによく会い、あいさつを交わした。教会、墓地、草葺屋根の家も何軒かあり、赤や黄、ピンクの花が村に彩りを添えていた。
そろそろスノース・ヒルのB&Bに戻ろうか、ということになった。
「具合悪いなら、B&Bのティムさんのタクシーを呼ぼうか?」
「大丈夫だよ」
「1持間ぐらいって言ってたけど、道がぬかるんでいたせいか、結構かかったね。帰りも大変だよ」
「でも大丈夫。歩くよ」
フットパスを使うことにして歩き出した時の事だった。
「トイレ行っといたほうがいいね。行く?じゃー、バーで借りてくるから、先に歩いてて。すぐ追いつくから…」
「先に歩いてるよ」
娘を先に行かせて、バーに戻ったのだが…。
急いで行ってみると、ドアが閉じていて誰もいない。
「??どうしよう…」
公衆トイレがあるかもしれないと、ある1軒の家のドアを叩いた。
「公衆トイレはどこにありますか?」
「この村にはないよ」
ええ??どうしよう…。意を決して頼んでみた。
「お宅のトイレを貸してもらえませんか?」
「ああ、どうぞ」
ほっと安堵…。
トイレを借りたお礼に日本から持参したキャンディー「小梅ちゃん」を渡して帰ろうとすると、そのロマンスグレー氏が
「私の娘は日本に留学していた」
というではないか。
「どこに住んでいたのですか?」
「京都。京都大学で勉強していたのだが、今はロンドンの警察で働いているよ」
ちょっとの間、おしゃべりを楽しんだ。もう少し話をしたかったが、娘を追いかけなければいけないので、ほどほどにして暇を告げた。
そのあと、バーを出て村を散策することにした。乗馬クラブがあるらしく、乗馬を楽しむ人たちによく会い、あいさつを交わした。教会、墓地、草葺屋根の家も何軒かあり、赤や黄、ピンクの花が村に彩りを添えていた。
そろそろスノース・ヒルのB&Bに戻ろうか、ということになった。
「具合悪いなら、B&Bのティムさんのタクシーを呼ぼうか?」
「大丈夫だよ」
「1持間ぐらいって言ってたけど、道がぬかるんでいたせいか、結構かかったね。帰りも大変だよ」
「でも大丈夫。歩くよ」
フットパスを使うことにして歩き出した時の事だった。
「トイレ行っといたほうがいいね。行く?じゃー、バーで借りてくるから、先に歩いてて。すぐ追いつくから…」
「先に歩いてるよ」
娘を先に行かせて、バーに戻ったのだが…。
急いで行ってみると、ドアが閉じていて誰もいない。
「??どうしよう…」
公衆トイレがあるかもしれないと、ある1軒の家のドアを叩いた。
「公衆トイレはどこにありますか?」
「この村にはないよ」
ええ??どうしよう…。意を決して頼んでみた。
「お宅のトイレを貸してもらえませんか?」
「ああ、どうぞ」
ほっと安堵…。
トイレを借りたお礼に日本から持参したキャンディー「小梅ちゃん」を渡して帰ろうとすると、そのロマンスグレー氏が
「私の娘は日本に留学していた」
というではないか。
「どこに住んでいたのですか?」
「京都。京都大学で勉強していたのだが、今はロンドンの警察で働いているよ」
ちょっとの間、おしゃべりを楽しんだ。もう少し話をしたかったが、娘を追いかけなければいけないので、ほどほどにして暇を告げた。