ハワイ島コナに2週間滞在中のこと。ホスト夫妻に車で町まで何度か連れて行ってもらった。
6月のある日、その記憶をたよりに散歩していたら…道に迷ってしまった。
道なりに歩いて行くと、十字路にぶつかった。右に行く?左?真っ直ぐだったっけ?あ
れれ??どの方向に行けば表の通りに出られるんだろうか?
軽い気持ちで、能天気に歩いていたが…少し不安に?さあ、困ったぞ…人っ子ひとりいないじゃないの!!
車が通り過ぎていく。道を聞くために、手を上げてみる…数台、通り過ぎて行った。ヒッチハイクだと思ったのか?リュックしょってるし…。そう思っていると、1台のトラックが止まった!!
「どうした?」
「食事がしたいんだけれど、この辺にレストランありますか?」
「この先にBBQがあるよ。車で行くの?」
「いいえ、歩いて行きます」
「え?歩いて行くって?」
「俺の車に乗ってくか?」
「え?載せてくれるの?」
という訳で…ヒッチハイクになってしまった!?
日焼けして逞しく、優しい彼の名はピーター。30代の働き盛り!仕事は林業だそう。
「大変なお仕事ね。ごくろうさま!」
「ああ、疲れるよ」
「コナは広いから、レンタカー借りたほうがいいよ」
「いいえ、車はなくても大丈夫」
「日本から来たの?Mayumi Odaは知ってるかい?」
「知らないです」(ハワイ案内本に乗っていたのを後で思い出した)
「ジンジャー・ヒル・ファーム。いいところだよ」
そんなおしゃべりをしていたら…5,6分で表通りに出た!
あの看板だ、見覚えのある場所だあ~。
「ほら、ここがBBQだよ」
そう言って駐車場に車を止めてくれた。ドアの開け方が分からなくて、まごまごしていると…
「外側からあけるんだよ。引っ張ってみて」
「ああ、そうなのね」
お礼を言って、握手して…サヨナラした。
温かい笑顔が素敵で、いい人だったなあ~。
ピーター、マハロ!
☆☆☆
あの看板からなら歩いても帰れる、そう思っていたが…。食事をすませて帰る頃には雨が降ってきた。ウォーキングのつもりが、思ったより遠くて結構きつかった(ToT)