英国の美しい田舎コッツウォルズを訪ねたのは2月の寒い日だった。娘と2人で1時間ほどの軽い散歩のつもりで出かけたのだが…。雪の丘陵地を歩く大変な事態になってしまった。辛いことばかりでなくていいこともあった。珍道中はIndex英コッツウォルズからどうぞ!
梅雨の季節にひときわ映える花といえば、やはりアジサイ。
雨にぬれて生き生きと咲いている。
アジサイの学名をHydrangea otaksaと名づけたのは、シーボルト。
医師で植物学者のシーボルトは、鎖国時代に長崎で暮らした。
その時、彼の愛人だったのが遊女お滝さん。
オタクサは、お滝さんの名前に由来するそうだ。
江戸後期の日本に西洋医学を広めたのもシーボルトだった。
シーボルトは帰国後、
植物学者との共著で日本の植物研究の集大成「日本植物誌」を出した。
原種は、大平洋岸で自生しているガクアジサイ。
鎌倉時代に日本で園芸種として育成された。
江戸時代にはすでに一般的な庭園植物となった。
中国へは、かなり古くに伝わった。
ヨーロッパへは、中国を経由して導入された。
アジサイの花言葉は、一般に言われるのが「移り気なこころ」。
でも、それだけではないようだ。
「強い愛情」「一家団欒」「家族の結びつき」などもそうらしい。
梅雨のうっとうしい季節。
出かけるのも億劫になってしまうけれど…。
思い切って、アジサイの名所に出かけるのもいいかもしれない。
家族で、恋人と、気の置けない友達と…
そう、思い切って出かけてしまうのもいい♪
雨の中をアジサイに思いを寄せて歩く…
絆が強まりそうじゃないか。
雨にぬれて生き生きと咲いている。
アジサイの学名をHydrangea otaksaと名づけたのは、シーボルト。
医師で植物学者のシーボルトは、鎖国時代に長崎で暮らした。
その時、彼の愛人だったのが遊女お滝さん。
オタクサは、お滝さんの名前に由来するそうだ。
江戸後期の日本に西洋医学を広めたのもシーボルトだった。
シーボルトは帰国後、
植物学者との共著で日本の植物研究の集大成「日本植物誌」を出した。
原種は、大平洋岸で自生しているガクアジサイ。
鎌倉時代に日本で園芸種として育成された。
江戸時代にはすでに一般的な庭園植物となった。
中国へは、かなり古くに伝わった。
ヨーロッパへは、中国を経由して導入された。
アジサイの花言葉は、一般に言われるのが「移り気なこころ」。
でも、それだけではないようだ。
「強い愛情」「一家団欒」「家族の結びつき」などもそうらしい。
梅雨のうっとうしい季節。
出かけるのも億劫になってしまうけれど…。
思い切って、アジサイの名所に出かけるのもいいかもしれない。
家族で、恋人と、気の置けない友達と…
そう、思い切って出かけてしまうのもいい♪
雨の中をアジサイに思いを寄せて歩く…
絆が強まりそうじゃないか。
「お母さん!“西の魔女が死んだ"が映画になったよ!」
「え?本当?公開はいつなの?」
「6月だって。見に行くんだ!」
「そうなの?お母さんも見たいから、一緒に行こうよ」
「うん、いいよ」
先月の二女との会話。
絶対に見なくちゃ~と、娘と指折り数えて(?)待っている状態。
西の魔女が死んだ
原作は梨木香歩著「西の魔女が死んだ」。
「八月のクリスマス」の長崎俊一監督の完全映画化だ。
脚本は矢沢由美、長崎俊一。主題歌は手嶌 葵「虹」。
主役に、アカデミー賞女優シャーリー・マクレーンの愛娘サチ・パーカー。
彼女はこの作品で、日本映画デビューを飾ることになる。
そして、もう1人の主役は、12歳の新人・高橋真悠ちゃん。
主人公のひとり、学校へ行けなくなった少女 まい。
感受性が鋭すぎるため、学校での人間関係が苦手な少女。
まいが中学生になってまもない初夏のこと。
大好きな”西の魔女”と過ごすことになった。
“西の魔女”はまいのママのママのこと。
まいは、森の中にあるおばあちゃんの家で、魔女の手ほどきを受ける。ワイルドストロベリージャムやサンドイッチの作り方、
ゆっくり眠れるおまじない、人は死んだらどうなるのか…“
魔女修行”で大事なことは、「何でも自分で決めること」―。
本来の人としての生き方を学んでゆく。
自然の中で、ゆったりとした時を過ごす。
そして、次第に元気になっていく。
娘も私も数年前、同名小説「西の魔女が死んだ」を読んだ。
以来、著者の作品はほとんど読んでいる。
本屋さんに行くと、新作が出てないか探してしまうほど…。
人は、愛にはぐくまれながらて育っていくものなのだろう。
心からの愛を確信することで、
そのままの自分の存在を認められることで、
人としての自信をもてるようになるのかもしれない。
無視されることほど辛いことはないだろうから…。
自然からの恵みは計り知れない。
学びもまた、向き合い方によっては無尽蔵…
「人も自然の一部」という当たり前のことの再認識。
簡単なようで、難しいことではあるが…。
いろいろ感じさせてくれる小説だった。
娘も私も“魔女"が好き!
私も魔女修行がしたい?なんて思っちゃう…。
ワイルドベリーのジャムを作ったり、
フレッシュハーブを摘んできてハーブティーを飲んだり、
そんなことを楽しんだりしているが…。
ヨモギの味噌汁はまだ飲んでいない(別の小説に出てくる)。
そのうち試そう!なんて思って、庭にヨモギを植えている。
そして、森(できれば海が近い)に住みたいと思ったりすることも…。
独身のころ、野草の本を買ってきたことがある。
多摩川の土手で野草を摘んで、天ぷらにして食べたり、
タンポポコーヒーを作って飲んだこともあった。
魔女が好きなので、ジブリの作品「魔女の宅急便」も何度も見てしまう。
「え?本当?公開はいつなの?」
「6月だって。見に行くんだ!」
「そうなの?お母さんも見たいから、一緒に行こうよ」
「うん、いいよ」
先月の二女との会話。
絶対に見なくちゃ~と、娘と指折り数えて(?)待っている状態。
西の魔女が死んだ
原作は梨木香歩著「西の魔女が死んだ」。
「八月のクリスマス」の長崎俊一監督の完全映画化だ。
脚本は矢沢由美、長崎俊一。主題歌は手嶌 葵「虹」。
主役に、アカデミー賞女優シャーリー・マクレーンの愛娘サチ・パーカー。
彼女はこの作品で、日本映画デビューを飾ることになる。
そして、もう1人の主役は、12歳の新人・高橋真悠ちゃん。
主人公のひとり、学校へ行けなくなった少女 まい。
感受性が鋭すぎるため、学校での人間関係が苦手な少女。
まいが中学生になってまもない初夏のこと。
大好きな”西の魔女”と過ごすことになった。
“西の魔女”はまいのママのママのこと。
まいは、森の中にあるおばあちゃんの家で、魔女の手ほどきを受ける。ワイルドストロベリージャムやサンドイッチの作り方、
ゆっくり眠れるおまじない、人は死んだらどうなるのか…“
魔女修行”で大事なことは、「何でも自分で決めること」―。
本来の人としての生き方を学んでゆく。
自然の中で、ゆったりとした時を過ごす。
そして、次第に元気になっていく。
娘も私も数年前、同名小説「西の魔女が死んだ」を読んだ。
以来、著者の作品はほとんど読んでいる。
本屋さんに行くと、新作が出てないか探してしまうほど…。
人は、愛にはぐくまれながらて育っていくものなのだろう。
心からの愛を確信することで、
そのままの自分の存在を認められることで、
人としての自信をもてるようになるのかもしれない。
無視されることほど辛いことはないだろうから…。
自然からの恵みは計り知れない。
学びもまた、向き合い方によっては無尽蔵…
「人も自然の一部」という当たり前のことの再認識。
簡単なようで、難しいことではあるが…。
いろいろ感じさせてくれる小説だった。
娘も私も“魔女"が好き!
私も魔女修行がしたい?なんて思っちゃう…。
ワイルドベリーのジャムを作ったり、
フレッシュハーブを摘んできてハーブティーを飲んだり、
そんなことを楽しんだりしているが…。
ヨモギの味噌汁はまだ飲んでいない(別の小説に出てくる)。
そのうち試そう!なんて思って、庭にヨモギを植えている。
そして、森(できれば海が近い)に住みたいと思ったりすることも…。
独身のころ、野草の本を買ってきたことがある。
多摩川の土手で野草を摘んで、天ぷらにして食べたり、
タンポポコーヒーを作って飲んだこともあった。
魔女が好きなので、ジブリの作品「魔女の宅急便」も何度も見てしまう。
ヤマボウシの花は、上から見下ろすように眺めるのがいい。
白い花を散りばめたグリーンハットのようで、愛らしい咲き方をする。
山を登る知人から聞いた話。
谷間に咲くヤマボウシを上から見ると、ちょうど白い帽子のようだった。
心に強く残る山の美しい風景だったと。
その話を聞いた時、山の情景が手に取るように感じられた。
山の空気、登山者、風に揺れるヤマボウシの木々…
わが家のヤマボウシは、二階の部屋からでないと花がよく見えない。
うっかりしていると、いつの間にか花が散っていたりするのだ。
また、逆もある。
木の下から見上げるように、見ることで美しさが際だつ花にエゴノキがある。
桜に似た愛らしい花が、美しい光景を作り出すのだ。
エゴノキの下で… <2005年のわが家のエゴノキ>
白い花を散りばめたグリーンハットのようで、愛らしい咲き方をする。
山を登る知人から聞いた話。
谷間に咲くヤマボウシを上から見ると、ちょうど白い帽子のようだった。
心に強く残る山の美しい風景だったと。
その話を聞いた時、山の情景が手に取るように感じられた。
山の空気、登山者、風に揺れるヤマボウシの木々…
わが家のヤマボウシは、二階の部屋からでないと花がよく見えない。
うっかりしていると、いつの間にか花が散っていたりするのだ。
また、逆もある。
木の下から見上げるように、見ることで美しさが際だつ花にエゴノキがある。
桜に似た愛らしい花が、美しい光景を作り出すのだ。
エゴノキの下で… <2005年のわが家のエゴノキ>
「こびとの家みたい!」
娘が驚いたように言った。
「お辞儀しないと入れないね」
どうしてなのだろう?
当時は、貴重だった?
英国コッツウォルズ。
中世の街並みは言葉にならないほど美しかった。
絵本の中に入り込んでしまったかと、思うほどに…。
英国の旅で、気になったことがある。
街を歩いている時、あるいは電車やバスの車窓から…
目に飛び込んでくるのがあったのだ。
まるで主張でもしているかのように、ドアが!?
少し黒味を帯びた深い緑、灰味を含んだ淡いフルー、渋い赤茶など
どのドアも個性的で、壁との調和がとれていて美しいのだ。
実に多彩な色をしているのだけれど、強すぎないのだ。
深みのある落ち着いた色調で、つい引き込まれてしまうのだった。
カッスルクームの家のドアは、なぜか小さかった。
花や木もドアのデザインに加味されているようだ…。
娘が驚いたように言った。
「お辞儀しないと入れないね」
どうしてなのだろう?
当時は、貴重だった?
英国コッツウォルズ。
中世の街並みは言葉にならないほど美しかった。
絵本の中に入り込んでしまったかと、思うほどに…。
英国の旅で、気になったことがある。
街を歩いている時、あるいは電車やバスの車窓から…
目に飛び込んでくるのがあったのだ。
まるで主張でもしているかのように、ドアが!?
少し黒味を帯びた深い緑、灰味を含んだ淡いフルー、渋い赤茶など
どのドアも個性的で、壁との調和がとれていて美しいのだ。
実に多彩な色をしているのだけれど、強すぎないのだ。
深みのある落ち着いた色調で、つい引き込まれてしまうのだった。
カッスルクームの家のドアは、なぜか小さかった。
花や木もドアのデザインに加味されているようだ…。