風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

ヤギさんがいるよ~。

2005年07月31日 | 沖縄の旅
沖縄はシーズンオフの二月に訪れました。本部から船で渡った水納島は観光客も少なく、ほとんどの人たちが表の海岸で数時間過ごして、乗ってきた船で帰っていきました。私たちは、できるだけ長い時間この美しい島にいたいと思ったので、最終の船の時間をチェックしてから、島内を散策することにしたのです。

小さな島でしたが、民宿や学校もあり、先生とも少しだけ話をしました。ヤギにも出会いました。ダイバースクール(オフで閑散としていましたが…)もあり、裏側の海はまた違う表情をしていました。ほんの少しだけ島の暮らしを感じることが出来ました。

私はヤギを見ていて、ふと遠い昔のことを思い出していました。母方の伯父の家でヤギを飼っていたのです。子供のころよく遊びに行きました。その翌日の朝、伯母が温めてくれたヤギの乳をみんなでホーローのカップに入れて飲んだものです。さっぱりしていてとても美味しかったのを覚えています。

島の子供たちもヤギの乳を飲んでいるのかなぁ~、一緒に遊んだりするのかなぁ~そんなことを考えてしまいました。旅先で思わぬ出会いがあり、子供の私がちゅっぴり顔を出した瞬間でした。これもまた、旅の楽しさのひとつなのでしょう。
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海へつづく道

2005年07月31日 | 沖縄の旅
絵のような風景。沖縄の小さな小さな島でした。水納島の中を散策したあと、フェリーの船着場のまん前にある休憩所に戻ろうと、歩いていたのです。その時、この美しい景観に出会いました。心のどこかで、この風景を探していたのだと思います。しばらく見惚れていました。
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南の花ブーゲンビリア

2005年07月30日 | 沖縄の旅
沖縄のぬけるような青い空に、ブーゲンビリアが似合います。
サンシンが流れ、おじい・おばあの歌声が聞こえてくるよう…。
ユンタクに集う仲間の笑い声が空まで届きそうです。
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水納島の白い浜辺

2005年07月30日 | 沖縄の旅
沖縄の本部から船で訪ねた水納島。
珊瑚のかけらでできた白い浜辺。
打ち寄せてはかえる波。
終日、海辺で過ごした幸せな時…。
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沖縄・本部のさしみ定食

2005年07月29日 | 沖縄の旅
水納島に渡った日、美味しい味に出会った。ここでは何が美味しいのか、どの店がいいのか―そう思い少し探したが、分からない。地元の人に聞くのが一番!そう思い、水納島への往復切符を買った時、そこで働いている女性に尋ねて教えてもらった。それが「さしみ亭」だった。地元の人が通う店らしく、学生らしい若い人たちや家族連れなどで賑わっていたが、観光客は私たちのほかはいなかった。さしみ定食を食べた。天麩羅も食べた。沖縄で、ソーキそばや琉球料理も食べたが、印象に残る味といえば「さしみ亭」の料理だった。鮮度がバツグンに良く、美味しかった!
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驚きの透明度

2005年07月29日 | 沖縄の旅
沖縄への家族旅行。末の娘の高校の卒業旅行を前倒しにして…(学校では行かないので)という意味あいも含まれていた。那覇でレンタカーを借りて周ることにした。運転は私がした。美しい自然の景観の中で時間を忘れてのんびり過ごしたり…、地元の美味しい料理を味わったり…、土地の人たちとつかの間のおしゃべりを楽しんだり…。そんな旅を堪能した。

海洋公園の近くのホテルに宿をとった。二日目だったと思うが、水納島(みんなじま)に行く事にして、島に渡る小さな船に乗った。最終の船で帰ることにした。少しでも長い時間、島に居たかったからだ。しばらく浜辺で遊んだあと、この美しい波打ち際をず~と歩きたくなった。浜辺をぐるりと一周しようということになり、歩き始めたのだが、途中で岩盤になり、ついには歩ける浜辺がなくなった。この美しい海の水につかりながらの一周を断念。それではと、島の中を探訪することにした。小学校を訪ね、先生に許可をいただいて校庭を歩いた。生徒は片手に満たない人数だったと記憶しているが…。小学校をあとにして、歩いて行くとヤギに出会ったり、ダイビングスクール(休業中だった)があったり…。裏側の海はまた違う表情をしていて、興味深かった。

この小さな美しい島が、いつまでも変わらず美しくあってほしい…。この海の水の透明度
もかわらないでほしい…。島を訪ねるだけで、この透明度の高い海にいるだけで、たくさんの癒しを受けるのだから…。美しい景観の中に、ゴミを捨てる人の気が知れない。人の言動は、その人の本質を示し、品位を決めるであろうから…。人として最低のマナーは守らなくてはいけないと思うのだ。
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透明な水

2005年07月28日 | 沖縄の旅
沖縄を旅した時の一枚です。数年前のことです。水納島の透明な水の美しさに心奪われたものでした。
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水納島

2005年07月28日 | 沖縄の旅
水納島…。
ぬけるような青い空に
真っ白い入道雲が流れゆく

サンゴ礁のかけらでできた浜辺に
す~と沁みこむ透明なアクアブルー

羽がはえたように こころうごき 
ふわふわと揺れて 流れる雲のよう

どこまでも どこまでも
ときほぐされては
か~るく かるく
ゆれながら
飛んでゆく…。
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水納島に拍手…

2005年07月28日 | 沖縄の旅
船が島に着いた時だった。
乗客の間から軽いどよめきがおこった。
歓声… 
そして拍手が響き渡った。
透明な海の色に私達は魅了された。 
完全に魅了されてしまったのだった。
海底がはっきり見えるほど澄みきった
美しいアクアブルーの南の海に…。

この海の写真を見るたび、数年前、娘たちと沖縄を旅した時の感動を思い出します。生まれて初めての体験でした。あまりの美しさに拍手をしてしまったのは…。その時、船に乗り合わせていた人たちが同じ気持ちだったのでしょう…。
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コッツウォルズの教会

2005年07月26日 | 2005年コッツウォルズ母娘旅
英国・スタントンの教会。この教会には思いがけないエピソードが残っています。キリスト教の一派であるメソジスト派を創設したジョン・ウェズリーが、1725年ごろからこの村を頻繁に訪れ、牧師の娘に結婚を申し込んで断られたというのです。もし、彼女が結婚を承諾して、ジョン・ウェズリーがここに住んだとしたら、今頃スタントンは世界中のメソジスト派のメッカになっていたかもしれないという話なのです。(※参考図書=「イギリスの小さな村を訪れる歓び」木島タイヴァース由美子著)

2月下旬の平日に訪ねたので、誰もいませんでした。萱葺き民家を淡彩で描いた絵葉書が置いてあり、購入できるようなので献金箱にお金を入れて求めました。小さな空間でしたが、荘厳さと広がりが感じられ、厳粛な気持になりました。教会は民家に囲まれて、お墓を見守るような位置に建っていました。
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花茎1cmのミニミニバラ

2005年07月26日 | 自然(花 虫 樹etc)
マイクロローズの花茎は1センチ…。
なんと1センチなのです。  
最初その花を見た時、その小ささに驚いたものです。
花屋さんで最近よく目にするようになりました。
店員さんに名前を聞いて「マイクロローズ」と知りました。
その愛らしい小さな小さなバラを買い求めて、
玄関やダイニングのテーブルの上に飾り
あきることなくながめていました。
いつまでもながめていました。

小さな小さなマイクロローズ。
ミニミニバラといったところでしょうか。
1輪100円前後だったと思います。
花の色は、白、黄、赤、ラベンダーなど
結構いろいろなあるようですが、
正確なところは分かりません。
今度、店員さんに聞きましょう。
アレンジの花材としても面白そうですね!
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マイクロローズ

2005年07月25日 | 自然(花 虫 樹etc)
花屋さんで最近よく目にするようになったマイクロローズ。
最初その花を見た時、その小ささに驚きました。
店員さんに名前を聞いて「マイクロローズ」と知りました。
その愛らしい小さな小さなバラを買い求めて、
あきることなくながめていました。
あきることなくながめていました。

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(25)心に残る英国のB&B

2005年07月24日 | 2005年コッツウォルズ母娘旅
スノーズヒルからスタントンまで…軽い散歩のつもりだった。ところが、道を間違えて遠回りをしてしまったらしい。半日がかりのウオーキングになってしまった。スノーズヒルのB&B「シープス・コーム」に着いた時は2人とも疲労困憊していた。

その夜、娘が熱を出した。彼女にとっては生まれて初めての海外旅行なのだ。カルチャーショックもあったかもしれない。緊張も続いていたのだろう。今朝から食欲もなく、なんとなく元気がないのが気掛かりではあったのだが…。

娘に症状を聞くと、寒気がするという。雪の中を何時間も歩いて来たのだから、おそらく風邪をひいたのだろう。彼女の様子からそう感じた私は、オーナーの奥さんに頼るざるを得ないと思い、階下へ降りて行った。

奥さんに、昼からの娘の様子を説明した。英語が不得手なところに、気も動転しているものだから、ブロークンイングリッシュもいいところ。でも、事態が事態なだけに懸命に訴えかけた。すると、何とか通じたようだった。

寒気がすると言っているし、熱があるから風邪だと思う。医師に診てもらうほどではないが、今夜様子を見て、明日判断したい、そんな状況を伝えた。
「自家用の風邪に効く薬があったはずだから」と戸棚の中を探してくれた。

薬を手に娘のところに戻ると、奥さんとのやりとりが聞こえたらしく…。

「お母さん、駄目だよ!聞きたいことはちゃんと調べて整理してから質問しないと。すぐ言葉がでないから、奥さん困ってたじゃないよ。電子辞書だってあるんだし…」とのたまうではないか。

「そんなこと言ったって、辞書で調べる余裕なんてないよ。とっさに言葉が出てこなかったんだもん」

これじゃ、どっちが親だか、病人だか…?!分かったもんじゃない。

「そんな正しい英語を話そうとしなくていいと思うよ、お母さんは。通じることが大事なんだから」
そう言ったが、A型の娘は納得しないようだった。ちなみに私はO型、鷹揚というか、大雑把というか…。

英会話の議論どころじゃないじゃないのよ~。

「薬を飲む前に何か少しでも食べた方がいいんじゃない?」私が聞く。
「お母さん、味噌汁ある?」と言ったもんだ。
「ないよ。残念だね~。でもひょっとしたら1袋ぐらいあるかも…」

一呼吸置いてから、「インスタント味噌汁ありました!最後の1袋。良かったね~」
「うん」と満足そうに味噌汁を飲んだ。

「美味しいよ、お母さん!」
そして、生姜湯と薬を飲ませ、ベッドに休ませた。


後日談だが、この時、味噌汁が1袋残っているのを娘は知っていた。彼女の方が上手だったということか。日本を出発する前の日、私が味噌汁や生姜湯、せんべい、飴玉などをカバンに積めこんでいると…。

「なんで、そんなの持ってくの?私いらないからね」そう言っていた娘だった。
そして「あの味噌汁美味しかった!」としみじみと言った。

私はというと、小梅ちゃんや1口せんべいなどに気をとられて、肝心な風邪薬を入れ忘れたのだった。ほんとにドジな母親だこと…。


少ししてから、奥さんがケーキを持ってきてくれた。
「2階の部屋が空いているので、隣りに私も泊まりましょうか」―心配そうに言ってくれたが、丁寧にお断りした。
「何かあったら、下にいるので呼んでください」そう言って下りていった。

隣りにバスルームがあるので、タオルが熱くなると水で冷やして娘の額に乗せた。
昼、奥さんが貸してくれた日本人が書いた単行本「イギリスの小さな村を訪れる歓び」(※)を読みながら、娘を看病した。タオルがすぐ熱くなり、バスルームと部屋を何度も往復した。夜半に娘が目をさまして言った。
「お母さん、汗かいたよ」
「じゃー下着取り替えなさい」
熱も少し下がったようだ。着替えを済ませてさっぱりした顔をしている。

「さっき奥さんがケーキ持ってきてくれたよ。ショコラかな、少し食べてみる?」
「うん、少しね」
「そうだ、手作りのスコーンも持ってきてくれたんだけど、両方食べる?」
「う~ん、スコーンがいいかな。ケーキあとで食べるよ」

紅茶を入れて、しばしお茶の時間。熱が下がり、食べる意欲が出てきた娘を見て、私はほっとした。娘が寝てからもしばらくは本を読んで起きていた。一冊読み終えて、寝る前にもう1度娘の顔をのぞくと、スヤスヤ寝息をたてている。安堵感から私も深い眠りに落ちていった。


昼、スタントンをウオーキングで往復して無理をしてしまったのだろう。
帰路は、B&Bオーナーに来てもらおうと、言ったのだが…。
娘は「大丈夫だよ」と言い張るばかりで、私の提案を受けつけなかったのだ。ついつい我慢してしまう娘に、

「我慢も限界を過ぎると、時によっては悪い結果を招く事があるから。人に迷惑をかけることになるから、気をつけて!」
すっかり回復したあとで娘に言った。
すると「うん、分かった」と答えたのだった。

※「イギリスの小さな村を訪れる歓び」木島タイヴァース由美子著/インデックス・コミュニケーションズ発行―本の中でこのB&Bが紹介されているというので、オーナーの奥さんが見せてくれたのだった。
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勇気がわく“グッドラック”

2005年07月23日 | アート(本 美術 映画 音楽etc)
最初の出会いはカフェでした。数カ月前、何気なく手に取った「Good Luck」。コーヒーがくるまでと、軽い気持ちで読み出しました。ところが、ぐいぐい惹きこまれてしまったのです。コーヒーが運ばれてきて、一時中断。コーヒーを飲みながら続きを読んだのですが…。半分ほど読んだところで、時間オーバー。用事を思いだし、後ろ髪ひかれる思いでカフェを後にしました。

一カ月ほど後でしょうか、読みたい本があり、書店に行ったのです。ほしい本はなく、がっかりして帰ろうとした、その時、目に飛び込んできたのが「Good Luck」だったのです。心にひっかかってはいたのですが、すっかり忘れていた本との二度目の出会いにうれしくなりました。この春、社会に飛び出して行った末娘にも読んでほしいという気持ちもあり、迷わず購入しました。ホームシック気味の彼女にぴったり、そう思ったのです。

ちょうど、昼休みでしたので、さっそく後半を読みました。読み終えて、なぜかほっとしました。さわやかな風を受けたような、幸せな気持ちになりました。普遍性のあるストーリーが心にしみ、元気が出てくるのです。「新しい人生を歩き始める人へ―心に温かな勇気がわいてくる…」―帯に記された言葉です。娘たちにも読んでほしいと再度思いました。

物語は、仕事も財産も全て失った幼友達との54年びりの運命の再会から始まります。祖父から聞かされた「魅惑の森」の話を失意の友に語るのです。二人の騎士の意識と行動が運命を分けていく、魔法のクローバー物語です。その中で「幸運をつかむ」人は、つまり「幸運への下ごしらえをできる」人のこと、と強調しています。共感しました。

この本は、MBA(経営管理学修士)を持つ経済学者のロビラ氏が、5歳の自分の娘に聞かせようとつくった物語だそうです。普遍的な人生哲学をやさしい言葉で説いている、世界的なベストセラーです。企業の社員教育や学校の授業にも多く取り入れられているということです。

「Good Luck」アレックス・ロビラ/フェルナンド・トリアス・デ・ベス共著 田内志文訳(ポプラ社刊/952円)
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青い空と満月

2005年07月22日 | 自然(花 虫 樹etc)
昼から夜に移行してすぐの頃の青い空に心惹かれます。
この写真は、その時間帯を切り取ったものです。
帰宅途中の車の中で見た月が、あまりに美しく…
車を止めて、シャッターを切ったのでした。
ちょうど満月でした。

徹夜で趣味のバッグを作っていた事がありました。
ずいぶん昔のことです。
夢中で針を動かしていたので…
夜明けに気付きませんでした。
あたりが明るくなったように感じて、
ふと目をあげたのです。
するとガラス戸越しの空がまっ青に染まって…
ココロまで吸い込まれそうでした。



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