風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

妹へ…

2007年02月11日 | 食(食材 料理の効能etc)
我が家の二人姉妹。
先月、末娘の二十一歳の誕生日でした。
長女が妹のためにバースディーケーキを作ることになり…。
「ねえ、どんなケーキがいい?」
「そうねえ、チョコレートケーキもいいけど、やっぱりイチゴのショートケーキかな」
「そっか、うまく焼けるかなあ~。教えてくれる?」
「うん。いいよ」
「じゃあ、料理はお母さんが作るね。何食べたい?」
「そうねえ」
ちょっと考えてから
「焼肉がいいかな~。焼肉!
いつもは、気付かれないようにそっと作るのですが…
今年はどうしたことでしょう…オープンなのです!

そんな訳で、誕生日の当日のこと。
私が、いつもより少しいい肉を買い求め、帰宅したら…
キッチンでは、姉がケーキづくりの得意な妹にポイントを聞きながら奮闘中!
そして、焼き上がったジェノワーズ(スポンジケーキ)に生クリームとイチゴでデコレーション。
その間に、焼肉の準備が整い、さあパーティーの始まり!
焼肉を食べながら、おしゃべりが弾みます。

「二十一歳になった感想は?」
と姉に聞かれ、
「う~ん。特別変わらないかな」
さらに
「今年はどんな年にしたい?」
「今年は再出発の年にしたい
「え?」
「やっぱり、パンが好きだから」
「そうか、パンか」
「お姉ちゃんは?」
「今年は家を出るよ」
「え?お姉ちゃん1人暮らしするの?そうなの?」
「友達と一緒に住むつもり」
「そうなんだ。お姉ちゃん、家出るんだ」
「共同生活からも学べることは多いとお母さんは思うよ。それもいいんじゃないの」
「うん。いろいろ勉強になると思うから」
そして、未来にまで話題が広がり…あっという間に時間が過ぎていきました。


「お姉ちゃんもお母さんも、今日はありがとう!
美味しかったよ!明日仕事だからもう寝るね」

末娘が先に休んだあとでした。
長女としばらくおしゃべりタイム…。
いろいろ話したのですが、ふと…
お母さんの子供で良かった!
今まで、面と向かってそんなこと言ったことはありませんでした。
ですから、やはり嬉しかったのですが…。
「どうして?」
「友達がね、お母さんみたいな人はそんなにいないって」
「どんなところが?」
「1人暮らしを勧めたりする親はあまりいないよって」
「そう?まあ普通、自分の側に置きたがるものかも」
「若い時は苦労しないとね。家を出ると、いろいろ分かることもあるのよ。
大変だけど成長するし、強くなるよ。自立しなきゃ~、ね!」


コメント (14)
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