風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

元気の秘訣は魔女の愛

2008年08月14日 | アート(本 美術 映画 音楽etc)
映画「西の魔女が死んだ」―見てきました!

梨木果歩さんの小説「西の魔女が死んだ」は100万部を超えるベストセラー。
正直なところ、原作を読んでいたので少し心配でした。
映画を見る前に読んでいると、自分の中でイメージができあがってしまいます。
そのためズレがあったりすると、違和感を感じてしっくいかないことが多いのです。

ところが、今回はガッカリすることなく楽しめました。
映画西の魔女が死んだには、生きる力をつけるための知恵が詰まっています。

主人公まいは、学校にいけなくなってしまった感受性が鋭い少女。
森の中に住むイギリス人の祖母と一緒に暮らすことになります。

洗ったシーツを群生するラベンダーの上にかけて干します。
そうするとラベンダーの香りが心地よい眠りを誘います。
(私はやったことがありませんが、いつかきっと…)

ワイルドストロベリーを摘んでジャム作りもします
(これは体験済みです。とは言っても少ない量でしたが)。

そんなふうにして自然との共生を日常のなかから学んでいきます。
まいは、祖母の深い愛のなかで少しずつ元気になっていくのです。

主題歌を歌っているのは手嶌葵さんです。
彼女も学校へ行けなかった時期があったということです。
6月に発表した新曲「虹」が 映画「西の魔女が死んだ」に使われています。
透明感のある心に響く歌声が、映画にマッチしていて感動的でした。

彼女は「The roze」も歌っていますが、なかなか雰囲気があっていいです。
1979年の映画「ローズ」はジャニス・ジョプリンをモデルにした作品です。
主人公を演じたベット・ミドラーが歌う「The roze」も大好きです。

今回知ったのですが、手嶌さんのシングル2作品が、
映画「ゲド戦記」と「北極のナヌー」の主題歌に連続抜擢されています。
韓国にも招かれてコンサートで歌い、好評だったということです。
これから期待される若手歌手です。

今、日本では不登校の子どもたちが増えています。
子どもだけでなく大人の通勤拒否も問題です。
住みにくい世の中になってしまいました。
自分のことは自分で守らないと、どうも駄目なようです。

自分を大切にすることは勿論のこと、自分を大切に思ってくれる人がいるかどうか…。
心を開いて話せる人がいるか、心休める居場所があるかが重要なのですね。
家族でも、友人でも、仲間でも…そんな誰かいればどんなにか心強く幸せなことでしょう。

ストレスの多い現代に生きていくには、逞しい心を持つことが大事だと思えてなりません。


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コメント (3)
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