風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

地球6周分のフットパス

2008年05月28日 | 2005年コッツウォルズ母娘旅
イギリスは個人主義の国。
人間の基本的人権として「通行の権利」というのがある。

一般道のほか、保証された道路が3つあり
その1つが「パブリックフットパス」。
もちろん無料。ウォーキングをより楽しむための知恵なのだろう。

ウオーキングやトレッキングは、防水コートに長靴姿がいい。
天候もいつ崩れるか分からず、雨が降るかもしれない。
農場や畑地はぬかるんでいるかもしれないからだ。

B&Bやインフォメーションなどで地図を購入するのもいい。
フットパスの位置が記されているので分かりやすい。



驚くことに、イギリスのフットパスは地球の6周分もあるというではないか。
農場や畑など私有地の一部が提供されているので、いたるところに存在する。環境も距離もさまざまなようなので、興味は尽きない。

娘と私は英国の旅で、フットパスと一般道を組み合わせたウオーキングを堪能した。というよりは、歩かざるを得なかった、というのが正しい。
しかし、結果的にそれもまた楽しい思い出になった。

コッツウォルズを初めて訪れた日。
雪の降りしきるモートン・イン・マーシュの暗い夜道(一般道)を歩いた。


スノーズヒルからスタントンまでのウオーキング。
ウオーキングというよりはトレッキングに近かったが…。
雪の農場や山道などアップダウンをぬかるみに足をとられながら歩いた。



そして、3度目のウオーキング。
雪はなかったものの、カッスルクームからチッペナムまでの長い距離をひたすら歩いた。日程の関係でカッスルクームに行ったのが日曜日のため、バスが運休だったからだ。行きはタクシーにしたが、帰りも同じじゃつまらないと、歩くことにしたのだ。ちょっと、考えが甘かったかも!?



スノーズヒルの時のような雪はなかったが、ほとんど車が多い一般道を歩いた。まさに、娘との珍道中になった!

カッスルクームでランチを済ませてからだから…
午後から日暮れまでのロングウオーキングになってしまった!

その時の辛さは、今になってみれば得難い体験となった。




優しい目をした君(馬)、日本の女性、夕焼け、茅葺き民家、草花など
いろいろな出会いがあった。



足が棒になるほど歩くことになってしまったが…
たくさんの出会いが、イギリスの旅を豊かにしてくれたのだった。

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