衛星放送で「怒りのぶどう」の放送があった。高校生の頃この本を読んだ記憶があるが、重たい気持ちになった。映画も見たが、なんとなく記憶が薄らいでしまっていたが・・・・。今の時代では「蟹工船」が読まれているらしいが、これも高校生の頃読んだが悲惨な小説だった。実質奴隷労働が一番すざまじいのは中米砂糖産業だが、最近、インド、スリランカ茶摘労働者のドキュメンタリ－を見たが、このスタインベックの小説映画と時代、場所を変えたが構造は何も変わっていない。ドキュメンタリ－で、紅茶を飲む気持ちが失せた。日本も弱肉強食が強くなっていると思わざるを得ない構造に変わってきている。国民は勤勉は義務として求められるが、奴隷労働は求められていない。
