サイモン&ガーファンクルの東京ドーム公演 2日目に行ってきました。
感想を1フレーズにすれば、Still crazy after all these years....です。
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時の流れに(紙ジャケット仕様) 価格:¥ 2,500(税込) 発売日:2006-09-20 |
昨日の夜、道を歩いていると、昔の恋人に会った。
彼女はとってもうれしそうで、僕もほほえんだ。
昔のことを語り合いながら、ちょっとビールを飲んだ。
何年もたったけど、やっぱり彼女に夢中なんだな…。
(訳:徒然煙草)
ビールは飲みませんでしたけれど、まさしく「Still crazy after all these years」(邦題の「時の流れに」は、「There goes rhymin' Simon」 ⇒「ひとりごと」よりはマシだけど、ちょっと…
)の歌詞そのままの感じでした。
随分長いこと(2ヶ月ほど前までは)S&Gの曲は聴かず、ギターを手にとることもなくなった私でしたが、 I am a Rock ⇒ America ⇒ Cathy's Song の流れの時は、歌詞は口の中にもごもご出てくるし、コード進行が左手にもごもご出てくるし、涙腺がもごもごゆるんでくるしで、もう…。
超久しぶりの生S&G(これが最後かも…)、予想を遙かに上回る素晴らしいコンサートでした
。
一番心配だったArt(薬で捕まったりしてたし…)の声が昔のまま(CDで聴いていたまま)だったし、PAの音も「これが東京ドームか?」と思うほどかなり良かったし、好きな曲をバコバコ聴けたし、Paulは見た目老けた感じながら(Artよりも老けていた…)ギターもボーカルも元気いっぱいでしたし、そして、二人のハーモニーが最高でした
観客は予想どおりかなり年齢高めで(会場に向かう地下鉄で隣の席に座っていた50代っぽいご夫婦もチケを持ってた)、最後のCeciliaを除けばオール・シッティングのライヴでした。
でも、拍手が熱いし、長い…。曲が終わって舞台が暗くなっても拍手が鳴り止まず、次の曲のイントロが流れ出してちょっと経つまで拍手が続いたりしてました。
しかも、本編の最後とか、アンコールの後は、熱い拍手が五月雨的にスタンディング・オベーションに移行していったのが感動的(次の曲が始まるとみんな座るところが、これがまた素敵だったりして)。
個人的には、大好きな The Only Living Boy In New York とか Graceland が聴けて、ホント、幸せです。
そうだそうだ、Scarborough Fair のアレンジが、これまた素敵でしたよ
私のチケには「A11ブロック」と書いていながら、実はアリーナではなく1塁側内野席だった(S&Gが小さかった
)、とか、17時20分頃開演だったものだから開演後1時間半は場内が十分に明るくて、何の用事があるのか場内を行ったり来たりする観客が目についたり(さすがに5万人近い観衆だといろんな方がいらっしゃる)、手拍子に時差が加わって手拍子のリズムがぐしゃぐしゃになったり、近所を走る救急車の音が聞こえたり、開演前に食べたタコ焼きが不味かったりと、東京ドームの宿命
のような問題点もありましたけれど、それらをまとめて補って余りある素晴らしいコンサートでした。
行ってよかったぁ~