もう1か月半も前、東京国立博物館(東博)に特別展「写楽」を観に行きました。
そのことは、5月6日の記事「めったにない『平日休み』は忙しい」のなかで、
「③休日には混んでいるところに行く」は、東京国立博物館(東博)で開催中の「[特別展]写楽」を観てきました
と書いただけで、しかも、
なんとも充実した1日だった…はずですが、なんとなく気分は盛り上がりに欠けていて
、記事を書く気がイマイチ起こりません。
と、そのまま放置…。 なんでそうなったのかといいますと、正直、[特別展]写楽がピンと来なかったのです。 ずいぶん楽しみに出かけたはずなのに、そしてめったに拝見できない作品も含め、写楽・写楽・写楽・写楽…と凄まじい出品数とその質の高さ
更に、同じ役者を描いた他の絵師との対比という凝った趣向…だったのですが、見始めて早々に飽きてしまいました
東博での浮世絵の特別展にありがちな「観客でごった返していて、他人の頭と頭の間から作品を覗き見る」なんてこともなかったのにねぇ。
それでも、その数日後、NHKスペシャル「浮世絵ミステリー 写楽~天才絵師の正体を追う~」を観て写楽に対する関心が再燃して、もう一回、[特別展]写楽を観に行こうかと思っていました。
そうしているうち、東博からメルマガが届きました。
ががぁ~ん もう一回観に行くことができないうちに、閉幕してしまったぁ~
こりゃちょっと後悔…
ところで、写楽に対する私の関心を再燃させたNHKスペシャル「浮世絵ミステリー 写楽~天才絵師の正体を追う~」は、「さすがはNHKだ 視聴料を払う価値がある
」と思わせる面白さでした。
ギリシャ・コルフ島の美術館で発見された写楽の肉筆画(これが写楽の肉筆画であることを確定するだけでも大変なこと)を手がかりに、謎の絵師・東洲斎写楽が誰だったのかを探る番組で、版画になってしまうと判らない写楽本人の筆づかいと、「写楽はこの絵師だったのではないか」という説のある北斎・歌麿・応挙らの作品との比較なんぞ、私のツボに入りました
この世界で初めて発見された写楽の肉筆画がこちら。
扇面画「四代目松本幸四郎の加古川本蔵と松本米三郎の小浪」です。
2年前の夏、江戸東京博物館で開催された「日本・ギリシャ修好110周年記念特別展 写楽 幻の肉筆画」で、久しぶりに里帰りを果たしたそうです。
私は観に行っていませんが…weep それはそうと、この扇面画というもの、その名のとおり、扇用に描かれた絵で、日本画では一つのジャンルとして確立しているようです。 単体として扇に仕立てられるのは当然として(この写楽の作品も折り目が入っているところからすると、実際に扇に仕立てられていたと思われます)、この独特の料紙の形を活かして、複数の扇面形の絵や扇そのものの絵を散らして大きな作品(絵画に限らず、工芸、服飾なども)にする「扇面散らし」「扇散らし」なんてものもあります。
そんでもって、こちら で扇を仕立てたらどうなるのでしょうか
ちょっとトリミングしなければ、全開しない扇になってしまいそうではあります
上の画像は、MISIAグッズの「THE TOUR OF MISIA JAPAN SOUL QUEST タンブラー」用のもので、下のURLからPDFをダウンロード
できます。
SOUL QUEST ver. tumbler_a
SOUL QUEST ver. tumbler_b
MISIAグッズのタンブラーといえば、私、毎朝こちらを常用しています。
「THE TOUR OF MISIA 2008 EIGHth WORlD」のツアーグッズだった「メロンパンダ タンブラー」(と、タンブラーを入れるトラ巾着)です。
ほぼ毎朝、出がけにコーヒー(たまにはアイスラテ)を淹れて、通勤途中のクルマ
の中で飲んでいます。
写楽から話を始めて、MISIAで終わるなんて、いかにも徒然煙草的ですな
【追記】復刻作業をしていると、いろいろと状況が変わっていることに気づくわけでして、例えば、リンク切れ
が頻繁に発生
しています。
美術館での特別展のサイトなんてのはその最たるもので、復刻に当たってはいくつかのリンク先を 変更しました(ほどけた糸を見つけ そっと結び直すの って感じ
)。
また、 「THE TOUR OF MISIA JAPAN SOUL QUEST タンブラー」用画像のPDFも公開終了になっています
さらに、私事になりますが、通勤時に使っているタンブラーは、「メロンパンダ タンブラー」ではなく、 「THE TOUR OF MISIA JAPAN SOUL QUEST タンブラー」の方です。
しっかりと時間が流れているんですなあ。 (2014/11/08 07:12)