新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

今年最初で最後の奈良へ [ダイジェスト]

2022-11-02 12:50:18 | 旅行記

1か月半ほど前のこと、ふと、今年は奈良に行っていないことに気づきました。
振り返れば、2009年からずっと毎年1度は奈良に出かけているのに、今年は、1月と3月に関西遠征をしたのに、奈良には行っていません
別に願掛けしているわけではないけれど10年以上続けている習慣を途切れさせるのもなぁ~ と思ったところで気づきました
「秋の奈良には正倉院展がある

さっそく今年の正倉院展の会期を調べると、10月29日~11月14日で、「よっしゃ2度目の正倉院展に行くと決定
ただ、完全日時指定制で、前売りは9月26日から。この時点は発売前で、いつのチケットを取れるのか不明だったので、ホテルの予約は後回しにしました。

そして、前売りが始まると、もくろみどおり「10月31日(月) 11:00~」のチケットをgetでき、今回は諸般の事情により、京都の安いホテルを予約しました。思いつきの旅行ですから、1泊2日のコンパクトかつ質素なものにするつもりで…。

すると、全国旅行支援が始まることが発表になり、旅行サイトが対応ができるようになってから、ホテルの予約を取り直しました Lucky

   

ということで、10月30~31日関西旅行をしてきました

2日間の旅程はこんな具合。

【初日】
自宅⇒徒歩最寄り駅埼京線赤羽駅上野東京ライン東京駅東海道新幹線新大阪駅JR京都線大阪駅新梅田食道街大阪駅大阪環状線福島駅⇒徒歩大阪中之島美術館(ロートレックとミュシャ展)⇒徒歩福島駅大阪環状線大阪駅阪神百貨店大阪駅JR京都線京都駅⇒徒歩ホテル

【2日目】
ホテル徒歩京都駅近鉄京都線近鉄奈良駅⇒徒歩興福(北円堂国宝館)⇒徒歩奈良国立博物館(正倉院展)⇒徒歩餅飯殿センター街⇒徒歩東大寺転害門⇒徒歩旧奈良監獄⇒徒歩正倉院⇒徒歩近鉄奈良駅近鉄京都線京都駅東海道新幹線東京駅上野東京ライン赤羽駅埼京線最寄り駅⇒徒歩自宅

旅行に出発する前に「ここに行くと決めていたのは、そもそもの旅行の動機だった正倉院展@奈良博特別開扉開催中の興福寺北円堂、ついに行ける(なぜか大阪に行くタイミングは閉館中だった) 大阪中之島美術館の3か所だけで、その他は、成り行き思いつき時間の余裕で行ってみました。
でも、「成り行き思いつき時間の余裕」で行ったところが「大当たりなのは私の旅行ではよくあることで、今回もご多分に漏れず、「大当たり連発でした

「成り行き」の最たる収穫は、2日目の昼食後の、転害門⇒旧奈良監獄⇒正倉院の流れでした。

昼食を摂っている最中、「さて、次はどこに行こうか?」と考えていたとき、気になっていたのは、Twitterでフォロワーさんからいただいた「刑務所いった?」という短いコメントでした。
旧奈良監獄が、ホテルに生まれ変わるべく改装中だということは知っていましたが、そもそもどこにある?
どうやら東大寺のやや北西にあるらしいということで、スマホで地図を見ると、ありました。近鉄奈良駅からはやや遠いイメージのある転害門よりさらにその先

と、目に止まったのは、転害門の門前、一条通りにある「東包永町」という町名でした。
この町名、つい3日前「静嘉堂@丸の内」で拝見した国宝「太刀 銘 包永 (手掻包永)」の作者、包永由来の町名でしょ
刀工・包永は、こちらによると、

鎌倉時代の刀工。奈良東大寺転害門前に住した手掻派の祖。同名が南北朝時代まで3代続き,初代は鎌倉時代の正応(1288~93),2代は嘉暦(1326~29)ごろと伝え,3代には延文(1356~61),貞治(1362~68)の年紀作がある。

だそうで、「転害門前」にもほどがあります
これは「東包永町」に行ってみねば となりました。
ちょっとここでオヤジだけど老婆心ながら…転害門の北西側の手貝町手掻も、読みはいずれも「てがい」包永東包永町・西包永町も、読みは「かねなが」です。

で、実際、東包永町を通って転害門まで行ってみると、時間的に余裕があることだし、せっかくだから旧奈良監獄まで行ってみよう ということに…

ところが、手貝町付近から旧奈良監獄まではだらだらと続く上り坂で、距離はともかくも、この傾斜楽ではありませんでした

それでも、旧奈良監獄は、坂を登った甲斐があったぁ~ 

も、

中の建物(管理棟だったっぽい)も、

イイですぅ~

私の生家の近くには秋田刑務所がありまして、赤茶けた煉瓦塀が印象的だったっけなぁ… まさにこんなイメージでした

今や秋田刑務所は様変わりして、塀の外側は緑化されていて、ものものしくなくなっています

今回の関西旅行で一番の「掘り出し物」旧奈良監獄かな? と思っていたら、京都に戻る近鉄特急の車窓から、千載一遇のものを観られました

大地に架かるです
こんな半円形の虹を見たのは初めてだと思います。
もさることながら、色も鮮やか

電車の中もざわついておりました。
あとでTwitterを眺めると、奈良市から京都府南部にかけてこの目撃情報がたっぷりと上がっていました。
そりゃ、こんなを見たら、気分が上がりますよ

ということで、なんとも良いシメになったのでした。

旅行記本編は気が向いたら書きます

コメント
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