2015年3月28日 阿賀町津川
きりん橋を渡り少し歩くと「琴平清水(こんぴら しみず)」という看板を見つけました。道路から20メートルほど奥にあるので、行ってみました。写真を撮っていると80歳ぐらいのおばあさんが歩いてきました。頭に手ぬぐい、割烹着を着た「昭和のあばあさん」という姿。撮影していた私に色々と話かけていただきました。旧津川の街中には2つの清水場があり、この清水の石の水槽は、明治時代に福島県から船に乗せ運んだそうです。この清水は村人から大事にされ、おばあさんが嫁にきた頃は集落の姑さんたちに清水の使い方や掃除の仕方などをきびしく教えられたそうです。今の清水は道路改良や舗装で少し変わったそうです。
この清水、両手ですくって飲んでみました。水道水と違い、まろみがあり美味でした。
琴平清水場の近くにある看板。ぜひ、お読みください。機会がありましたら、お飲みください。
琴平清水場のすぐ近くにある「御小屋跡(おんこやあと)」。おばあさんに、「ぜひ、御小屋跡も見て帰りなさい」と強く勧められたので行きました。上の中央の写真の山の上(高さ10m?)です。阿賀野川に隣接し、川が見通せるので江戸時代 見張り台として使われていたそうです。
左の写真は御小屋の頂上。それなりの広さがあります。建物があったそうです。右と下の写真は頂上から見た阿賀野川。確かに川の上流や下流から来た船が見えます。北越戊申戦争のときも利用されたのでしょうか。阿賀野市水原地区中心部にいると戊申戦争などの戦いがあったのはピンと感じませんが、この景色を見ていると「戦(いくさ)」という事実を考えてしまいます。150年(?)ほど昔の話です。
ここから又、歩いて旧津川町の街中を目指します。 次回に続きます。 管理人