発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.174, ブランクの下,10行目途中から。
感情に圧倒されて,ジュリアンはレイチェルに「行かなきゃ」とだけ言いました。ジュリアンは,飛行隊長にを電話をしました。その飛行隊長は,曹長と一緒にやってきました。ジュリアンがその二人に会った後,ジュリアンを基地のチャプレンの元に連れて生きました。ジュリアンによると,次にように言われたみたいです。「ボストンで何があったのか,覚えていますか? 私にも,それがあったんですよ」と。自分がそういったのを耳にした瞬間,シャンレーが自分を性的虐待したことを,確かに覚えていることを思い出しました。ただし,その詳細は思い出せませんでした。ジュリアンは自分が取り乱したことが恥ずかしくなりました。と言うのも,ジュリアンは何があっても,いつも取り乱さない強い子でしたから。
取り乱さないのは,≪偽りの自分≫,≪良い子≫を演じていたんですね。いつの間にか,≪偽りの自分≫,≪良い子≫が自分みたいになっていたわけです。でも,それは性的虐待された過去を封印したうえでの,≪偽りの自分≫,≪良い子≫にすぎませんでしたね。
ジュリアンにとって,シャンレーに性的虐待されたことは思い出したくなかった過去でしょう。しかし,≪本当の自分≫を取り戻すためには,避けて通れない道でした。
≪本当の自分≫という日が昇るためでしたね。
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