まことに上なる天の窓は開かれ
地の基(もとい)は揺れ動く。
地は裂けに裂け、破れに破れ、
地はよろめきによろめく。
地は酔いどれのように揺れ動き、
仮小屋のようにふるわれる。
その罪はその上に重く
地は倒れて再び起き上がらない。
これは、『旧約聖書』の「イザヤ書」24章18節後半~20節(岩波文庫のp.95-6)です。関根正雄先生の翻訳です。
最初の「天の窓」が開かれるとありますが、これは「大雨が降って来る」ということだそうです(関根正雄先生の解説から。前掲書p.196)。
熊本周辺の中央構造線に沿って群発する大地震、広島や北関東の大水。御嶽山の噴火による死亡事故。それは自然現象ですから、様々な自然の法則に従っていることでしょう。
しかし、イザヤの昔から、人はそこに何かを読み取ろうとしたことも確かですね。東日本大震災以来の5年、あるいは、神戸大震災以来の20年でもいいのですが、特にこの5年の地震、津波、洪水、地滑り、噴火、さらには、現在進行形のフクシマ第一の放射能大量洩れと放射能汚染の拡大ですね。
今のニッポンの現状と言えば、ウソとゴマカシだらけ、「自分だけ、自分の組織だけが得すりゃ、いいや、仕方ない」というウソとゴマカシだらけが深く広まっていますよね。何でも自分が得するようにコントロールしようとしてますでしょ。
自然でさえ、自分が得するように、自然をコントロールしてますもんね。大規模開発、フクシマからの放射能汚染は、自然を深く傷つけることですよね。
自分(の組織)が得するために、何もかもコントロールしようとしている今が、ニッポンにあるとすれば、中央構造線に沿って起こる群発地震、フクシマからの放射能汚染の拡大、噴火…は、人間がコントロールできない事の最たるものでしょう。
驕れる者は久しからず、なのでしょうか。アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間達から、東電やおバカな教員委員会のお役人たち、無知で無恥な「専門家」まで。
創造の道は、かくして開かれるものなのでしょう。
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