エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

現世考:ウソと真実

2017-04-17 08:44:11 | 間奏曲

 

 

 

 
「生き方の習慣」
   空気が薄くないですか? カタクリ   みなさん、このまま流されてもいいの?    自分の頭で考えることを諦め、進んで行動する...>続きを読む......
 

 今朝は、ウソと真実を考えます。

 ウソと言ったら、実現する意志も予定もないことを、口にする事かもしれません。ウソは人に言うものと思いがち。でも,意外かもしれませんが,ウソは自分に言うものです。ウソには,自分との取引がありますでしょ。「子どものためだから」,だとか,「会社のためだから」だとか。ですから,ウソは,自分との関係に始まり,他者との関係に広がる,と考えられますね。

 真実と言ったら,実現する意志,さっきの聖書の言葉みたいに,「必ず~するつもり」ということを口にすることかもしれません。でも,すぐに分かることでしょうけれども,「必ず~するつもり」と思っているのは,自分でしょ。ですから,真実とは,自分との関係,あるいは,「神かけて」ということもありますから,神様の前で,神様との関係で,真実,誠実,忠実である,ということが初めです。

 今のニッポンでは,ウソとゴマカシが溢れてますね。このブログでは,ほぼ毎日取り上げているところです。多くの人が,自分をゴマカシながら生きていることになりますね。自分にウソを言って,「会社のためだから」などと取引するのが最初なんですからね。

 毎日の礼拝は,まさに,神様の前に毎日立って,大人としての態度をハッキリとさせることでしたね。さっきのエリクソンの叡智でエリクソンが教えてくれたところです。それは,神様と≪本当の自分≫に真実であることが,子どもに対して,社会に対して真実であることの基になる,ということです。

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