発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.140、下から5行目途中から。
自分が経験したトラウマのことを恥ずかしく感じるが普通だ、ということを肝に銘じて、私どもは面接の質問票、『トラウマ生育歴質問票』(TAQ)を作りました。面接は、いくつかの簡単な質問で始めました。「何処に住んでいますか? 誰と住んでいますか?」、「誰が働いていますか? 料理ゃ掃除をするのは誰ですか?」。この質問票は、次第にトラウマに関する問いに進みました。「毎日当てにしているのは誰ですか?」、「病気の時、買い物に行ったり、医者に連れて行ってくれるのは誰ですか?」、「動揺したときに、話しを聴いてくれるのは誰ですか?」。要するに、誰が情緒的な支援や具体的な援助をしてくれるのか? と言うことです。時には、驚くような返事をする人もいましたね、「当てになるのは、飼ってる犬です」だの、「セラピストです」だの、「そんな人はいません」だの…。
発達トラウマ障害(DTD)の人は、子どもでも、大人でも、赤ちゃんの時の発達危機を乗り越えられずにいるんです。ですから、自分も人も、信頼することができません。当てになる人は「だぁれも、いません」と言うことになります。
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