エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

ネガをポジにするにはね

2016-02-23 02:52:41 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
エゴマニア 自分が「上」にならないと気が済まない人たち
  私どもは、神の恵みのおかげで、自己内対話を、1人でできます。自分との対話と神様との対話は、ほとんどイコール。 Young Man Luther 『青年ルタ...
 

 

 ≪本当の自分≫を見つけるには、≪話し言葉≫が必要です。

 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第14章 Languare : Miracle and Tyranny「言葉 :奇跡も残虐も(、もたらすもの)」の「≪本当の自分≫を見つけるという奇跡」の一説から,p.236の、下から2段目から。

 

 

 

 

 

 ヘレンは、後年、『私の人生物語』の中の「水」の場面を振り返っています。「水! その≪話し言葉≫は、私の魂をハッとさせたんですね。魂が目覚め、朝の息吹でいっぱいになったんです。あの日まで、私の心は暗室みたいでしたから、≪話し言葉≫が入ってきて、灯りをともすのを待っていたんだと思います。私はあの日、たくさんな言葉を1日で覚えましたっけ。」

 

 

 

 

 

 「はじめに言葉があった」。『新約聖書』の「ヨハネによる福音書」の最初の言葉です。言葉は、神様と結びついているものです。神様は「語りかける神」だからです。また、言葉は、意識とも結びついています。言葉にすることで、人は物事をハッキリと意識することが出来るからです。

 言葉のない魂は、闇の世界で、暗室のようなものでしょうね。ネガをポジにするためには、暗室は必要なのかもしれませんが、ネガをポジにするには、≪話し言葉≫という光が必要です

 

 

 

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