エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

ホントは可愛い少年

2016-02-23 02:34:25 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
ファリサイ派も正しいことがお好き
  ファリサイ派。真面目な人たち。でも、心はどうかしら? 文字通りクエッションマークの人たちです。   たとえば、ルカによる福音書...
 

 

 子どものそばには、いつだって、≪聴く耳≫のある大人が必要です。アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちじゃぁ、やっぱりダメでしょ。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog より、p.206の真ん中あたりから。ブルース・ペリー教授が描く愛着障害と間違われた子どものお話です。

 

 

 

 

 

 私がジェームズに会ったとたんに、ジェームズのことが好きになりました。ジェームズは年の割には少し背が低い、ブロンドのカーリーヘヤーでした。彼は魅力的で、お行儀良くて、眼で会釈もできれば、笑顔を返すことも忘れませんでした。実際、ジェームズは笑顔で、私に冗談を言ったもんです。まるで、私の仲間みたいでしたね。ステファニーは、私どもの学際チームの、最初のジェームズの担当医でしたが、ジェームズについて、私同じ印象をもっていました。面接を4回した後、私どもはジェームズの観察を中止しました。というのも、私どもがジェームズを評価するのに十分な情報を手に入れたからでした。

 

 

 

 

 愛着障害の場合、やり取りが出来ません。やり取りをしてもらったことがないからです。ジェームズは明らかに愛着障害ではありません。

 

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