エリクソンは、子どもは「転移神経症」になんない、と言います。これは本当です。
The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の第4章、「自我と人品 : 結びの覚書」p99の、最後の行の途中から。
いまや、子ども等が「転移神経症」になれないことにツベコベ言うことは、大人が、「人間を上下2つに分けるウソ」を信じて「大人の方が上だ」と身勝手に勘違いしているからだと思います。子ども等って、眼の前のことにどうやってあれだけ没頭できるのでしょうか? なぜあれだけ没頭できるのしょうか? そして、眼の前のことに没頭したことを、多様な学びをしながら、どのようにあれだけ陽気で楽しく翻訳できるのでしょうか、なぜあれだけ陽気で楽しく翻訳できるのでしょうか。子ども等の愛着について、アンナ・フロイトは「初版がまだ売れ残ってるだけよ」といっています。あるいは、「別の転移があんのよ」と言っています(アンナ・フロイト、1980, P.2)。
子どもとのセラピーをしてますとね、子どもが今の親子関係で足りないところを補っているのが分かります。あるいは、子どもと遊んでいますでしょ、そうすると、やっぱり子どもが今の親子関係で欠けている所を、補おう、としていることが分かります。それはまるで、のどが渇いた時には、教えられずとも、水を飲むのに似ています。
今の子どもが水を飲むように求めてくるのは、抱っこ、おんぶ、握手…タッチです。それがアンナ・フロイトの言う初版です。
タッチが初版です。
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