エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害(DTD)の子どもは、やり取りで大事な何かが、欠けている

2016-08-25 03:16:33 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 

 
大人でしたら、子どもに喜びをプレゼントするのが当たり前だ!
   rejectivity リジェクティヴィティ 「大事にする相手の仲間から、仲間はずれにしたい、底意地の悪い気持ち」の猛烈さが分かりますよね。無意識の暴力が働くからなん......
 

 

 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども。ブルース・ペリー教授によれば、対人関係は教えても、ぎこちなさは残ります。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.149から。

 

 

 

 

 

 それぞれの段階が完了しました。たとえば、コナーに握手をすることを教えようとしても、力ない握手になったり、力み過ぎた握手になるのが落ちでした。コナーは他者の無言の合図がよく分かりませんから、人の気持ちを害することや、人を困らせること、人がゾッとするほど妙なことを、平気で言いがちです。コナーは、いい若者です。部屋に入ってくれば、秘書の人たちに「こんちは」と挨拶ましすし、会話をしようとします。でもね、やり取りで何か大事なことがないために、言葉遣いや声の調子が、奇妙ですし、黙っていることが気まずいとも思いません。

 

 

 

 

 

 いくら形を教えても、対人関係が不十分、ぎこちない。

 昨日の繰り返しですが、0歳、1歳、2歳の時の赤ちゃんと母親との関わりがいかに大事かが、分かりますでしょ

 

 

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