脆さが強さになる。不思議でしょ。
p179の1行目途中から。
新たな始まりの脆さそのものが、山をも動かすことになるのです。死は、よくよく受け容れれば、この世で自分を確かにする最も高貴な道になりますし、そうすれば、自分を確かにするもっとチャチナ道も必要なくなりますし、貧しくとも富んでいても、病気だろうと健康だろうと、無知でも博学でも、同じことと、確信を持っていられるようになります。親から勘当された者(この世の財も、社会的な身分も受け継げない者)は、特に、自分の内なる世界が、どんよりと死んだようになったものでも、わすられていた木霊によって響き渡るものにしてくれる言葉を、繰り返し、繰り返し、聴きたがるものです。
死を覚悟できれば、怖いものなし。何があっても平常心を失わなくなりますものね。この世的な一才は、死を前にしたら、ほとんど意味をなさない。より本質的なものに目を向ける基礎がここにあります。それを支えるのが、復活の言葉なんです。
本気はこうして生まれます。
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