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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
第7章。「同じ波長になる:触れ合うこと(アタッチメント)と心の音色を響き合わせること(アトゥーンメント)」です。p.117,第3パラグラフから。
2年か3年か前のクリスマスイヴに,私は電話で呼び出されまして,サフォーク郡刑務所で14歳の少年の検査を頼まれたことがありました。ジャックは,休暇で不在になったご近所に侵入した廉で,逮捕されたんでした。侵入警報がけたたましく鳴ったのは,ジャックがご近所の居間にいるのを警官が見つけたときでした。
私がジャックにした最初の質問は「クリスマスに,刑務所にジャックを訪ねてほしい人って,誰かいるのかなぁ?」ってことでした。ジャックが私に言ったことは「1人もいないよ,僕のことを見てくれる人なんて,誰もいないんだよ」でしたね。わかったことは,ジャックはこれまで何回も,侵入犯で捕まってきた,ということでした。ジャックはその警官らをよく知っていましたし,警官らもジャックと顔見知りでした。ジャックは嬉しそうに,私に話してくれたのは,「俺が居間のど真ん中に立っているをお巡りが見つけるなり,『なんてこった,またジャックか,死に損ないめが』って大声で叫ぶんだぜ」ということでした。誰かがジャックの存在を認めていたし,誰かがジャックの名前を知っていました。しばらくしてから,ジャックが告白したことは「だって,それが大事でしょ」ということでしたね。子ども達は,どんなことをしてでも,誰かが見ていてくれる,誰かが繋がっていてくれる,って感じていたいものでしょ。
こういうヴァン・デ・コーク教授の文書を読めば,窃盗犯であろうと,性犯罪であろうと,殺人罪であろうと,刑事犯に厳罰を下すことは,無意味なばかりではなくて,反社会的なことが分かりますでしょ。刑事犯が反社会的なんじゃないですよ,刑事犯を厳罰にするのが反社会的なんですよ。
そして,ニルス・クリスティ教授の,本物の学問の価値と慈愛溢れる人間性の深さに思い当たることでしょう。
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