どっちを向いて生きるのか、を明確にするためには、日々の訓練がとても大事になります
p100のしたから3行目から。
どんな技術でも身に着けるうえで、集中力が必須条件だと証明することは、必ずしもない必要がないほどです。技術を習おうと思う人なら、誰だって知ってることです。でもね、自己鍛錬以上に、集中力は、私どもの文化では、少数派になっています。逆に、私どもの文化は、集中することにない、散漫とした暮らしをもたらします。それは他に比べるものがないくらい。あなたも、たくさんのことを同時にしてるでしょ。ものを読み、ラジオを聴き、おしゃべりをし、タバコを吸い、ものを食べて、飲む。あなたは、くちをアァンとあけた消費者でしょ。あらゆるものを吸収することに貪欲ですし、吸収しようとしています。絵画も、お酒も、知識もね。集中力がないので、自分と向き合うこと、すなわち、自己内対話ができません。静かに座っていること、おしゃべりも、タバコも、読み物も、飲み物もやらないでいることは、ほとんどの人には不可能です。静かにしてたら、皆神経質になり、落ち着かなくなります。ですから、手か口が何かをせずにはいられません(タバコを吸うのは、集中力がないことの印です。タバコがあれば、手、口、鼻が手持無沙汰になりませんでしょ)。
きついですね。特にタバコを吸ってるあなた! 集中力が欠けてる印だなんて言われちゃったらね。日本でも「ながら族」なんて言葉がずっと前から言われてますもんね。私どもも、集中力が欠けている、「同じ穴の狢」何でしょうね。
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