エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

やっぱ、やり取りする力が大事

2016-03-02 05:24:10 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
ビブラートが聴こえてくるところ
  夜の不思議と夜の美しさも分かる人になりたいものですね。 The Sense of Wonder 『不思議を感じる心』から p90の第2パラグラフから。...
 

 

 あなたならではを生かしてほしい。

 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の、p.109の、第2パラグラフからです。

 

 

 

 

 

 文字にすることは、人とやり取りする力があると同時に、物事に対処できる力がある感じを私どもが評価することの好例です。素晴らしい考えがある人もおられるでしょう。古い考えを真新しいものに書き換える力のある人さえおられるでしょう。でもね、ハッキリと文字にする力と、正確に話し言葉にする力がなければ、不十分の誹りを免れませんね。実は、自分がすること全て、しようとすること全ては、人に受け入れてもらい、人から理解されるためには、人とやり取りする力があると同時に、物事に対処できる力がある感じが基準にならざるを得ませんね。その人ならでは、だとか、創意工夫がある、だとかは、私どもの現実社会では、優れたものであるためには、必ずしも必要な訳じゃないんですね。

 

 

 

 

 

 個性的な人が、人から受け入れられたり、人から理解されたりすることは、難しいのが普通です。ですから、本当の天才は、その人が亡くなってから再評価される方が普通で、生きている間は、個性的な人は、むしろバカにされてることの方がはるかに普通です。宮澤賢治などは、その典型でしょうね。

 やり取りする力が、やっぱり、必要です

 

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