代理によるミュンヒハウゼン症候群(MBPS)も、ウソとゴマカシから。
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog より、p.211、下あたりから。
代理によるミュンヒハウゼン症候群の人たちが対処できないのは、子どもが成長することですし、それに伴って、次第に親に頼らなくなることと、次第に独立していくことなんですね。患者さんがこの問題を解決するのに、もっと幼い子どもや、もっと病気の重い子どもを産むか、養子にもらうかするのですね。しかし、マーレの場合、ジェームズに病気になっていてほしいニーズがあったみたいです。しかも、ジェームズは、反抗的で、逃げ出すしまつで、マーレが期待していたような医療従事者からの注目も支持も手に入れられませんでしたから、マーレにとっては脅威になってたんですね。幼い子どもが死んだ母親は、同情の恰好の的ですし、ジェームズの行動は、マーレの本性を暴き、他の子ども等の監禁が出来なくなることになるかもしれないので、マーレの生活は、ますます、危険にされされてたんですね。
ジェームスがいかに、勇気があり、聡明だったかが分かります。それとは対照的に、マーレが、いかに、ウソとゴマカシにまみれ、手段を択ばなかったかもわかります。
ウソとゴマカシのビョーキの恐ろしさ、無意識の暴力の恐ろしさ とは、このことですね。
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