エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

マインドフルネスの効果

2015-10-26 03:30:48 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 愛着障害を癒す治療法には、ヨガを用いたマインドフルネスや、バイオフィードバック療法もあります。

 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第13章 Healing from trauma : Owing your self 「トラウマから癒されること :本当の自分を生きること」p.209の第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 静かに呼吸する方法を学んだり、身体をユッタリさせたままにするようにしたりするのは、痛々しくて、怖々しい、いろんな思い出を思い出している場合でさえ、そうすることは、回復するためになくてはならない方法です。意識して、ゆっくりと、深い呼吸をすれば、副交感神経が過覚醒を止めてくれることに気付きます(5章で説明予定)。呼吸に意識を集中すればするほど、効果があります。特に、息を吐きおわってから、再び息を吸うまでの少しの間に、息に意識を集中する場合は、効果があります。息をつづけながら、自分の肺臓から出たり入ったりする、動く空気を意識する時、気付くことは、空気が、身体を養ったり、イキイキ・ピチピチして、物事に積極的に関わるのに必要なエネルギーを、身体に漲らせたりする時に果たす、酸素の役割でしょう。16章を読んでいただければ、この単純な訓練が体全体に効果があることが分かることでしょう。

 

 

 

 

 

 ここを読めば、マインドフルネスの効果が、どのようにあるかが具体的に分かりますね。

 でも、これは呼吸を意識する訓練をすれば、それでいい、というものでは必ずしもない、と私は感じますね。ティク・ナット・ハーンさんと訓練するのか、マインドフルネスのことを体感的に知らない人と訓練するのか、では、雲泥の差があると、私は感じてます。

 

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