エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#人間の居場所 #息遣い

2019-11-01 08:24:26 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの


 
#発達トラウマ障害の子ども の #二十億光年の孤独 
 #話がコロコロ変わる #発達トラウマ障害DTDのセラピー    発達トラウマ障害(DTD)のご相談は,こちらへ。agape☆gmail.com  但し,全て半角に......
 

 

「発達トラウマ障害 Enpedia」  をご参照ください。  
 
 
 ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『大切にされなかったら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』 は,翻訳が終わりましたが,印象的な言葉を適宜拾ってみようと思います。 
 
 今朝は、p.112のブランクから。
 
 
 
 
 
安全基地
 
 人間がこの世に生まれたとき,私どもがオギャーと泣くのは,自分がいまここにいることを知らせるためです。誰かがすぐに,オギャーと泣いた私たちに関わってくれてお風呂に入れてくれて,お包みに入れてくれて、お腹を満たしてくれて,中でも1番なのは,お腹や胸のところに持ち上げて肌と肌で触れ合って抱っこしてもらえることです。私ども人間は,根源的に,関係の中で生きる被造物なんですね。つまり,私どもの暮らしは,人類皆兄弟の中に自分の居場所を見付けるものでしょ。
 
 
 
 ヴァン・デ・コーク教授の言葉遣い,息遣いは,エリクソンと響き合っている,と私は感じ続けています。
 通底する人間観があるからでしょう。
 
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