佐藤彰一弁護士・国学院大学教授による図表
「森のイスキア」 佐藤初女(さとうはつめ)さんの祈りと霊的な悦び佐藤初女(はつめ)さん 一緒に食事をして、話しを共感的に聴くことを大事にしたと言います。 深い味わいのある生活 渡り鳥のやり取りを聴くと、こころが澄ん......
今朝は障害者差別を考えます。
私はもともと知的障害児施設の職員でした。障害者差別には,一般市民よりも関心が深いかもしれません。案外,変わらなかったりして…。
昨年2016年4月1日,「障害者差別解消法」が施行されました。内閣府のHP(http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai.html)にも,「障害者差別解消法」の趣旨と法律の全文,施行令,施行規則,相談窓口などが載っています。
その法律を知ってか知らずか,植松聖さんが,2016年7月26日に,津久井やまゆり園で,重度の知的障害者を数十人も殺傷する事件を起こしました。許されることではない、のかもしれません。
私は,北欧やアメリカのミネソタ州などで,知的障害児者の教育・福祉・就労の現場を見学,体験した経験から,知的障害者を,何十人,何百人も一か所に集めていることそのものが,障害者差別だと考えますね。たくさんの友人が,障害者施設で働いていますし,その人たちは,心優しい人が多いのですから,心苦しい面も大きいのですが,…。
先日も取り上げましたが,1981年,今から36年前,国連が定めた国際障害者年の時に,「国際障害者年行動計画」という行動宣言が出されました。その中に,「社会の一部のメンバーを排除する社会は,病んで不毛な社会 impoverished society です」と言う言葉が出てきますが,日本はまさに,障害者,赤ちゃん,幼児,高齢者,非正規労働者などを排除する,病んで不毛な社会ではないでしょうか?
私どもは,障害者施設を作るのは止めて,障害のある人も,お隣に住めるような社会を作っていくことが,本物の障害者差別解消だ,と信じて疑いません。
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