≪真の関係≫は、単純明快な言葉と共にある。小難しい言葉は、得てして「ウソとゴマカシ」と共にある。
p342の17行目途中から。
しかし、次にイエスは何と言ったのか? こんな感じで「触られた」ときに。それは「あなたは、信頼しているからこそ、治るんですよ(自分にまとまりがつくんですね)」でした。(英語聖書の古典)キング・ジェームズ版では、「娘さん、汝、信頼すればこそ、汝、全き者となれり」です。これは、あらゆる治療の、慈しみに満ちた性質であり、全身全霊の性質です。とにかく、イエスは、この女性には、信頼する素質があるし、イエスこそ自分を助けることができる、必要不可欠な相手として、手を伸ばす決心をしたのだと認めます。
この女性の信頼こそ、エリクソンが常日頃から、根源的信頼感 a sense of basic trustと言っていることの典型例だと感じますね。ですから、根源的信頼感とは、宗教で言う「信仰」「信頼」と同義だと考えて間違いじゃぁ、ありません。
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