ユダヤ教は、正しい生き方を強調していたといいます。それは老子が言うタオ、「道」と同じだった、とも。
p72下から1行目から。
現代史では、同様な原理が出てくるのがスピノザ哲学、マルクス思想、そしてフロイトです。スピノザ哲学では、強調点は、正しい信頼から、人生において正しい身の処し方へと移ります。マルクスが同じ原理を口にするのは、「哲学者が世界を、それまでとは異なる見方で解釈してきた、哲学者の仕事は、世界を変革することだ」と言う時です。フロイトは矛盾律に従って、精神分析療法という、自分自身をかつていないほど深く経験することへと進んだのでした。
矛盾律は、世界をより善く変革する原理のようですね。スピノザ哲学も、マルクス哲学も、フロイトの精神分析も、人間を人間らしい暮らしへと導くものだ、と言えますよね。
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