エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

心理学クラシック : 自己は怖い  事故、ではない

2016-11-30 03:34:25 | 間奏曲

 

 

 
人生は、「もうダメだ」と思った時から、始まるもの
   最大の子育て支援策  やれ、保育所が足りない、認可園も増やせ、などと言われます。その通りだと思います。いずれも、子育て支援として大事です。しかし、......
 

 

 英語を日本語にする心理学だけではね、という感じがしたので、たまには、河合隼雄先生の言葉を。ワークショップで数回質問したことがある程度の関わりですが、この人の本を読んでると、不思議に安心感があります。でも、今日は「怖い」お話。怪談ではありません。

 『無意識の構造』p.151から。

 

 

 

 

 

 個人の自我のほうから見るとまったくばかげていたり、避けたいことであったりすることも、自己のほうから見るときは、ひとつの巧妙なアレンジメントであると見えることは多い。われわれ心理療法家は、その両方の見方ができる人として、そこに存在している。そして、もっと面白いことに、ただ横に坐っているだけと思っていた、われわれ治療者自身も、そのアレンジメントの中にうまく組み込まれてしまって、右往左往させられていることに気づくことすら多いのである。自己というものは恐ろしいものである。

 

 

 

 

 恐ろしいって、実は面白い

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