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エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

ビフォー&アフター : 発達トラウマ障害(DTD)のマリリンのケース

2016-09-28 01:11:17 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
「本当のこと」を言う勇気
  子どもの頃のセンス・オブ・ワンダーほど大事なものはございません   愛着障害について、「威圧的な指導は禁忌」とされていることが、アメリカ精神医学会で、愛......
 

 

 発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.133の、2番目のパラグラフ、10行目途中から。

 

 

 

 

 

マリリンが自分の身体の感覚を自分でコントロール出来る感じを手に入れるようになってくるにつれて、昔と今の違いについて話してくれるようになり出しました。いまは、もしも、夜、誰かの足が自分に触れたとしても、マリリンは、「マイケルの足が当たったんだわ」と解かります。マイケルは素敵なテニスの仲間ですし、自分がアパートに招き入れたんですからね。その足は、もう誰かほかの人の足ではありませんでしたし、足がぶつかっても、性的虐待される訳じゃありません。今は、自分は34歳の1人の女性ですし、もうかわいそうな女の子じゃない、と分かるようになっています。身体がそう感じるんです。

 

 

 

 男が触って来たら、それは性的虐待される、と自動的に、強迫的に、マリリンは感じていたんです。理屈じゃない。身体がそう反応してしまったんです。マインドフルネスのお陰で、マリリンも、自分の気持ちをおだやかにして、過去を見つめ直し、自分を見つめ直すことができました。すると、自動的に過去に引き戻されていたフラッシュバックは鳴りを潜めて、今の自分を感じられ、満足して、今の自分を生きられるようになりました

 あなたも是非、マインドフルネスをやってみてくださいね。

 

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