エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 赤ちゃんの信頼と大人の誠実さ

2016-09-28 03:01:07 | 間奏曲

 

 

 
「自分で決める」とガマンの間
   「自分の感じ」。初めて聞くようで、それでいて、日常的に使っている感じもする言葉でしょ。これは日頃あまり意識してない方が普通ですから、ご安心を。「自分の感じ」とは、......
 


 「『エリクソンの小部屋』なのに、最近は、発達トラウマ障害(DTD)のことばかり…」とご不満の読者の皆様と、私自身のために、久しぶりにエリクソンの叡智に満ちた言葉を。Chilhood and Socirty p.269から。

 

 

 

 

 

 ウェブスター辞書が、ライフサイクルの大筋がぐるっと巡っていることを仕上げるのに役立ちます。trust「信頼」(最初の自我の価値)は、この辞書には「、他の人のintegrity「誠実さ」(最後の自我の価値)を、どこまでも当てにすること」と定義されています。ウェブスター辞書は、赤ちゃんよりも仕事を想定していたのではないかと思います。しかし、首尾一貫しましたね。大人のintegrityと子どものtrustの関係をさらに言い換えれば、「元気な子ども達が生きていることを怖がらないのは、年寄りたちが、死んでいくことを怖がらない位に、逆境も人生の糧にしている場合だ」ということになりますね。

 

 

 

 

 

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