「パートタイム政治参加」 vs 日本人の長時間労働人を大事にする可能性 現実には、資本主義の原理と人を大事にする原理が両立するかもしれない、と言うのがフロムの主張のようです。 p122の3行目か......
トランプさんが、アメリカの次期大統領となりました。私の予想も外れました。
現大統領のオバマさんが大統領になった、2008年の大統領選のキャッチコピーは「Change チェインジ」でしたよね。貧富の格差、不平等が拡大し、不満に感じていた人たちが、オバマさんに、「変えてね」の希望を託しました。その希望の1つがオバマケア。これは、従来からあるアメリカ式貧困家庭向け医療保険であるメディケア、メディケイドを、拡大したものだと言えるでしょう。なんせ、アメリカの医療費は、保険がなかったら、一日二日入院するだけで、うん百万円も取られてしまうこともあるくらいですからね。
批判もあるけれども、このオバマケアは、一定の改善だったと思います。しかし、その程度の改革では、とても補いきれない位、貧困層が拡大し、生活に苦しんでいるアメリカ人が非常に増えたのだと思います。
グローバル経済のなかで、多国籍企業、大企業、金持ちが大儲けして、税金はタックスヘイブンで、全く払わずじまい、あるいは、殆ど払わず、その分を、逃げられない貧しい人から、税金として巻き上げる…。これでは、アメリカ人でなくても、黙っていられないでしょう。
今回のトランプ次期大統領という現象は、あのアメリカでさえ、貧困層が拡大し、その不満や怒りを、政治が十分に救い(掬い)上げられずに来たことを物語っているのだと、私どもは気付かされましたね。
そして、これは、対岸の火事ではないのです。
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