エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

本音と建て前の一致

2016-03-07 04:42:59 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
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  時々でもいい、夜空の星を見上げていたい。 The Sense of Wonder 『不思議を感じる心』から p92の4行目途中から。 &...
 

 内省は、自分の物語の母親です。 

 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第14章 Languare : Miracle and Tyranny「言葉 :奇跡も残虐も(、もたらすもの)」p.239のブランクまでの7行目途中から。

 

 

 

 

 

怖い思いをさせられて、捨てられた少女が、家族から捨てられて、ずっと一人ぼっちで、病気にもなったのは、どんな具合なのか? と話してほしいと頼みました。女性はすすり泣いて、しばらく静かにしてから、言いました。「嫌です」と。 その問いに耐えられなかったのです。女性は支援してもらうべきでした。誰かが女性の面倒を看るべきでした。その後で、女性はまた気分を改めて、誇らしげに自分がしてきたことを語りました。助けられずとも、いかにここまでやってこれたのか、を語りました。本音と建前がようやく一致したのでした。

 

 

 

 

 自分のことを語ることができて良かったですね。

 私どもも、本音と建て前を一致させるような自分を生きたいものですね。

 

 

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