神聖な意味はいつでも味わえる、いつでも忘れ去られる信頼はあらゆる発達に先んじます。信頼のない者の発達は、エリクソンの言葉で言えば「偽りの前進」です。 Young Man Luther 『青年ルター』のp1...
まとめる力があることは、自分の尊厳を守ることの要らしい。
今日は、Young Man Luther 『青年ルター』、第Ⅷ章 終章(エピローグ)のp.260の、長~い引用部分の最後の行の途中から。
というのも、その人は、それぞれの人生は、人生の巡り合わせの一かけらと、歴史の一かけらが偶然に一致したものだと知っているからですし、その人にとって、人間すべてをまとめることは、その人がまとめるやり方と完全に一致すると知っているからでもあります。まとめるやり方は、文化や文明によって発展するものですが、「魂の親譲りの遺産」になります。それは、自分自身の道徳的父性の印となります(スペイン語で「名誉は、魂の伝承です」『カルデロン』より)。まとめる力があれば、最終回答を出さずとも、死はそのトゲを失くします。
まとめる力は、父親譲りの道徳らしい。それは、まとめる力が、一定のオリエンテーション(方向性)を必要としていることを示すものでしょう。まとめると言っても、無定見では、まとめることなどできないからでしょう。一定の方向性、一定の目的のある生き方、生きる指針があって、初めとまとめることに繋がるものだからでしょうね。
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