エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

子どもには、適度な危険やストレスも必要です

2016-04-27 06:33:30 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 
身体の働きが人との関わり方まで決めちゃう不思議
  人間の器官の単純な働きには深い意味があります。 The life cycle cpmpleted 『人生の巡り合わせ、完成版』、p34のブランクの後、8行目途中から。...
 

 

 子どもが自ら危険を回避し、課題を解決できるようになってもらうためには、小さい頃から小さな危険に繰り返し出合い、自ら課題を解決するチャンスをあたえられていなくってはなりませんね。ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第11章、「癒しのやり取り」のp.240の 8行目途中から。

 

 

 

 

 

 

 今日の安全な文化においては、私どもの子ども達を厳しく監視し指導するところから、絶対に自由な大学へと子ども達を開放するところから、揺れている感じです(大学に行っても、子ども等について回る親もいますが)。人類史のほとんどにおいて、青年たちは早々と大人の役割を担い、見事に問題児になることを、肝に銘じなくてはなりません。10代の子ども達の問題の多くは、子ども等の成長しつつある脳に対して、適切な刺激を与えなかったから生じているのです。

 

 

 

 

 

 これは、とっても大事な指摘です。親が良かれ、と思って子ども達を守れば守るほど、子ども達に取り返しのつかなくなるかもしれない問題を植え付けている、という訳ですね。子どもには、適度な危険とストレスが必要です。

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 演じることは、生きる場を持... | トップ | 宇宙に対するお礼 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿