「人を人とも思わない、底意地悪い気持ち」など、3訂版人生の舞台ではそれぞれ、命と命が響き合う関係と、命が命と響き合わない関係の二つがいつもあります。どちらを選択するかは、私たちひとりびとりに委ねられています。あなたはどち......
今日は、再び、丸山眞男教授にご登場いただきましょう。『丸山眞男集』第八巻、「現代における態度決定」(1960)から。
憲法97条に「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として託されたものである」とあります。今日何でもないように見える憲法の規定の背後には、表面の歴史には登場して来ない無名の人々のよって、無数の見えない場所で積み重ねられていった努力の跡が蜿蜒(引用者註:えんえん)と遥かにつづいています。私たちはただこの途をこれからも真直ぐに堂々と歩んでいくだけです。
丸山眞男教授のクリアーな主張です。
基本的人権は、今と将来の国民にもたらされた「永久の権利」だということがとても大事でしょ。「永久の権利」である以上、変更不可能です。
それを失くそうとする自民党の憲法草案が、いかに、ファシズムかがハッキリ分かりますでしょ。
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