エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害(DTD)の子どもに関わる時に必要な、心のゆとり

2016-08-18 05:56:23 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
「善意の暴力」と「無意識の暴力」は、こうして生まれます
  「ねばならない」のたくさんある、真面目人間の悲劇ですね。いくらやっても、心からの平安がありません。 Young Man Luther 『青年ルター』p.219の第2......
 

 

 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども。関係を取る時には、間合いが大事になります。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.147の対話から。

 

 

 

 

 

 「あー、僕はセラピーをしてる?」コナーは、質問するみたいに話します。

 「そうね、あなたにとって、セラピーって何でしょう?」

 「僕ら二人が座って、お話しすること?」

 「そうだね、何を話したいかな?」と私は言います。

 「何もない」コナーはまずそう話します。私は、それでもいい、とコナーに話します。私は忙しいし、コナーは宿題をしなくちゃいけません。私も自分の仕事に戻りました。

 

 

 

 

 

 ブルース・ペリー教授の、心のゆとりを感じますね。

 ブルース・ペリー教授は、コナー君に、何かをやらせよう、コントロールしよう、押し付けがないでしょ。

 今のニッポンの学校は、子ども達に、何かをやらせよう、コントロールしよう、押し付けだらけでしょ。

 

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