エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

よろしくね。

2014-11-06 13:43:09 | エリクソンの発達臨床心理

 

 毎日、お忙しい生活をしておられるお母さん。ご苦労様です。

 一生懸命に生きておられることでしょうね。

 今日はどんな一日だったでしょうか? そんなことも、一一振り返ることもできないくらい、お忙しい毎日なんでしょうね。

 我が子に対して、暇さえあれば、ついつい「あーしなさい」、「それはこーしなさい」、「それはダメでしょ」、「止めなさい」…などと、矢継ぎ早に、よくよく考えもせずに、口をついて、次から次へと、言ってしまってませんか?

 すべては、「子どものため」ですもんね。

 心理の立場で、「あーしろ」「これはダメ」の連発するような関わりは、「子どものため」にはならないことを、この際ですからはっきり申し上げたいと思います。

 来た来た~。

 「どうせ私の悪口言うんでしょ?」

 でもそうじゃぁ、ありません。

 子どもにとって、どういうメッセージになっているか? のお話。

 それはね。

「あなたは、私のコントロールがなければ、自分で自分のコントロールもできない、つまらない存在なんだよ」

 ということです。

 「子どものため」にしていることが、日々子どもを傷つけることになっちゃってる?

 そう言うことを申し上げると、学校の先生をしている、お母さんやお父さんが、ビックリする場合がよくあるパターン。

 ハッ とするみたいですね。児童のお母さんのことを申し上げているのに、

「まるで自分のことを言われてるみたい」

と我に返るらしい。

 人から言われてから、我に返るんじゃあね。

 人から言われる前に、日々我に返ってもらいたい。

 じゃぁ、どうすればいいのかな?

 それは、静かな時間、心整えて、自分の心の声に、真摯に、耳を傾け続ける。

その繰り返しの中から、自らを省みる、我に返る時間が必要ですよ。

 よろしくね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 人類の危機に立ち向かう勇気 | トップ | ガリラヤの言い伝えと「≪私≫... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿