エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

現世考: 発達トラウマ障害(DTD),パンデミック

2017-05-16 08:27:07 | 間奏曲

 

 

 

 
感覚が研ぎ澄まされる vs 感覚がマヒする  末路は「もたない」
   アンパンマンマーチが聴こえる時  性のエートスを高いものにするためには、多大なエネルギーが必要です。 The life cycle cpmplet......
 

 パンデミックをウィキペディアで調べますとね,次のように出ています。

パンデミック英語: pandemic、世界流行[1])とは、ある感染症(特に伝染病)が、顕著な感染や死亡被害が著しい事態を想定した世界的な感染の流行を表す用語である[2][3][4]。ただし英語のpandemicの意味は、「流行」という現象と「流行病」という病気との双方である[5]。前者は不可算名詞で、後者は可算名詞である。

語源はギリシア語πανδημία(pandemia)で、παν(pan, 全て)+ δήμος(demos, 人々)を意味する[6]。」

 パンデミックになるのは,伝染病と相場が決まっているらしい。

 ところが,発達トラウマ障害(DTD)は伝染病ではありません。TEDのハリスさんの話(https://www.ted.com/talks/nadine_burke_harris_how_childhood_trauma_affects_health_across_a_lifetime/transcript?language=ja)のよれば,子どもの頃に辛い体験を繰り返し受けている子どもの割合は,1つでもある人が3人に2人,4つある人が8人に1人だそうです。4点以上の人は,発達トラウマ障害(DTD)が重たいと考えていいでしょう。ヴァン・デ・コーク教授によれば,アメリカの子どもの4人に1人が発達トラウマ障害(DTD)と言われます。日本にはこのような疫学的研究はありませんが,私の臨床経験とクラス観察から申し上げれば,日本の子どもの2人に1人が発達トラウマ障害(DTD)と言っていいでしょう。

 発達トラウマ障害(DTD)がパンデミックで,子ども達が,発達トラウマ障害(DTD)の侵されている現状をホットケマセンので,このブログでも繰り返しそのことをお伝えしている訳です。

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