神様は最高の価値であり、最高善でした。
p59第3パラグラフ。
人類の発達は、私どもが分かる限り、自然から、母親から、血と大地の絆から、私どもが分化したことに特色付けられるのかもわかりません。人類の歴史のはじめは、自然とのもともとの絆から解き放たれたけれども、こういった最初の絆に未だとらわれがちです。人類はまだ、いろんな動物や木々の世界との一体感を感じていますし、自然界との絆を回復することで、連帯を見出そうとします。多くの素朴な宗教は、この発達段階の証人です。動物はトーテムポールになりますし、人は、一番真面目な宗教的儀式で、動物の面を被りますし、動物を神として崇めます。
アニミズムの段階の宗教ですね。アイヌ≒ウタリの宗教などは、まさにこの段階なのかもわかりません。クマが神様ですしね。
アニミズムといえば、遅れた社会の特色と考えがちですが、それは、自己中心的な発想でしょうね。エリクソンがユーロックの人々の生活と生産活動と宗教を報告していたのを思い出してください。それは、今の日本人よりは、はるかに生活にまとまりがあり、日々を感謝を持って暮らしていた人たちでしたね。どっちが遅れているのかと問われれば、私は「ユーロックの人々よりも、はるかに日本の方が遅れている」と断定したいと思います。
ユーロックの人々のウソのない生活に、私は学ぶべきだと考えますがね皆さんはどうでしょうか?
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