ライフサイクルの地図は、エリクソン自身が現実にアイデンティティの危機を乗り越えてきた、その賜物です。
The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の始めに戻って、「完成版の前書き」、p.5の4行目から。
エリックは、とても慎重に物を書く人でしたから、出版した本のどのページも、いろんな批評に応えるものにしなくちゃって思ってましたね。私自身も、「エリックが私に言いたいことって何かしら」と思いめぐらしていました。どのように、こういったシッカリした注釈によって、以前の考えを改めることが出来て、人生の巡り合わせについて私どもの理解を深めてくれるのかなぁ、って、思いを巡らせました。
エリック・エリクソンが、慎重な物書きであることは、文体ににじみ出ています。1つの文章がやたらに長い。関係代名詞や分詞構文などで、説明を幾重にも付け加える。漏れや不足や誤解を与えてはならない、って感じです。
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