今日は、林竹二先生について、鶴見俊輔さんが述べているところです。『林竹二 その思索と行動』(国土社)から。
林竹二先生は、宮城教育大学の学長をしておられたときに、非常な成果をあげられた。…
…自分がしたことについてまったく醒めた眼で見ておられるのですね。それは林先生が明利を超えた人だからできた。おそらく数ある日本の大学の学長の中で、ほとんどただ1人、学園闘争によって学び、学校の改革をするという成果をあげられたときに、なお自分のした仕事の位置を醒めた眼で見ることができた人なのです。
林竹二先生は、大学改革のおしこ度の後、小学校や養護学校などでの授業をされました。その授業を映画で見たことが何度かありますが、子どもの発言かさほど多くないのですが、豊かなやり取りがあることが解かって、感動したことがあります。子どものイキイキとした眼差し、それが何よりも林竹二先生の授業の質を物語っています。
それもこれも、明利を超えた人、真理に頭を垂れる人、だからでしょうね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます