エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: 明利を超えた人

2016-09-08 12:20:11 | 間奏曲

 

 

 
横領は、神様に似ている?!
   史的イエス  信頼がなくなると、偶像が登場します。偶像崇拝と言われても、ピンとこない方が少なくない、と思います。日本人にとって、まだリアリティを失......
 

 

 今日は、林竹二先生について、鶴見俊輔さんが述べているところです。『林竹二 その思索と行動』(国土社)から。

 

 

 

 

 

 林竹二先生は、宮城教育大学の学長をしておられたときに、非常な成果をあげられた。…

 …自分がしたことについてまったく醒めた眼で見ておられるのですね。それは林先生が明利を超えた人だからできた。おそらく数ある日本の大学の学長の中で、ほとんどただ1人、学園闘争によって学び、学校の改革をするという成果をあげられたときに、なお自分のした仕事の位置を醒めた眼で見ることができた人なのです。

 

 

 

 

 

 林竹二先生は、大学改革のおしこ度の後、小学校や養護学校などでの授業をされました。その授業を映画で見たことが何度かありますが、子どもの発言かさほど多くないのですが、豊かなやり取りがあることが解かって、感動したことがあります。子どものイキイキとした眼差し、それが何よりも林竹二先生の授業の質を物語っています。

 それもこれも、明利を超えた人、真理に頭を垂れる人、だからでしょうね。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マザー・テレサの足 | トップ | インターメッツォ:神様のし... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿