知りたいと思うのは、その相手と一緒にいろいろと感じて、仲間と思うから。
レイチェル・カーソンの『The Sense of Wonder 不思議を感じる心』から p56の下から3行目途中から。
いったんその相手を見つけたら、その相手はずっとずっと大事になります。その子どもが知りたいと思う道を整えることの方が、その子どもがまだ分かりもしない事を、次から次へと、その子に教えこんだりすることよりも、はるかに大事です。
これは今の小学校の教員の人たちに味わってもらいたい所ですね。「子どもがまだ分かりもしない事を、次から次へと、その子に教えこんだりすること」こそは、まさに日本の小学校がやっていることを見事に表現しているところだからです。
子どもはまだ分からないことでも、学校でやってると、「分かったふり」をして進めていく場合が多い。エリクソンの言う「見せかけの前進」です。今の小学校は「見せかけの前進」だらけ。遊びが足りない。家庭でも子どもと日常的に遊ぶ親が少ない。溢れるほどの愛着障害の子どもたちは、勉強する準備ができてない。信頼のないところに、どうして学びができますでしょう? 勉強の中身が、良いとも、面白いとも、楽しいとも信じられないのですからね。
私どもに、いま、必要なのは、子どもが楽しい、面白い、良いなぁ、と思う遊びを一緒にすることでしょう。
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