エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

セラピーは、全人格的

2015-03-29 12:30:47 | エリクソンの発達臨床心理

 

 The sense of womder『不思議を感じる心』が訳了したので、どうしようかと思います。 

 今日からは、エリクソン晩年の著作 The life cycle cpmpleted 『人生の巡り合わせ、完成版』をボチボチやろうかな、と考えました。アイヒマンやパレーシアは、ルターの後にしようかな。

 p.25~その第2章「性心理性と世代の巡り合わせ」から。

 

 

 

 

 

 暫成説と前性器期

 「性心理的」と「心理社会的」といった、言葉を結びつける言葉は、2つの分野の境目を切り開くことを意味します。その2つの分野は、方法論の上でも、理念の上でも、確立されているけれども、その2つの分野がやり取りをするようになります。しかしながら、この2つの分野に橋を架ける試みは、確立した技術に従うことが、物事に本質だ、誤解しやすい傾向に、打ち勝てないことが少なくありません。幸いなことに、セラピーは、いつでも全人格な態度が必要ですから、確立された事実と張り合うのではなくて、そういった事実を、ハッキリした、より広い視点で受容しようとします。

 

 

 

 

 セラピーは、全人格的。個人を集団よりも大事にする、個の視点で仕事をします。

 

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