エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

唯名論とカトリックの凋落

2015-03-29 10:48:27 | アイデンティティの根源

 

 唯名論は、キリスト教の世俗化に走った?

 Young Man Luther 『青年ルター』p190の7行目途中から。

 

 

 

教会は国家になり、教皇は、敵国の王子となりました。聖職者たちは畏れを失い、その結果、他の人に畏れを呼び覚ますことができなくなりましたし、当たり前なほど見下げた存在になりました。縦の関係の、この世での終わりとなった典礼は、金勘定になり、他方で、いつでも苦しいものとなりました。

 

 

 

 

 

 ここもなかなかピンとこないところかもしれませんね。唯名論によって、カトリックの権威は失墜したのは確かです。ルターが出る前に、すでにカトリックは力を失っていた、と言えるのかもしれません。

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