唯名論は、キリスト教の世俗化に走った?
Young Man Luther 『青年ルター』p190の7行目途中から。
教会は国家になり、教皇は、敵国の王子となりました。聖職者たちは畏れを失い、その結果、他の人に畏れを呼び覚ますことができなくなりましたし、当たり前なほど見下げた存在になりました。縦の関係の、この世での終わりとなった典礼は、金勘定になり、他方で、いつでも苦しいものとなりました。
ここもなかなかピンとこないところかもしれませんね。唯名論によって、カトリックの権威は失墜したのは確かです。ルターが出る前に、すでにカトリックは力を失っていた、と言えるのかもしれません。
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